2017-03-19 08:21 | カテゴリ:勉強や投資情報
来週はなんと7社のIPOがあります。
恐ろしいですね。。。
まとめてみました。
※セカンダリ参戦短期マネゲ化視点です。買っても1~3日ぐらいで売り抜ける投機前提の視点です。

[6545] : インターネットインフィニティー 03/21
事業内容:ヘルスケアソリューション事業及び在宅サービス事業
公開価格:1,320円
吸収金額:2.95億円
VC:気にならない程度
評価:業績の伸びは申し分なく、PERは約12.64倍で割安設定で、今後伸びる介護とITの融合と業務内容もよく、需給も悪くなく、キューピーと資本業務提携もしてる完璧なIPO。初値高騰は間違いなく、公開価格の3倍で寄っても買いたいがその分リスクも高くなるので注意。


[3561] : 力の源ホールディングス 03/21
事業内容:ラーメン専門店「一風堂」を中心に複数ブランドの飲食店を展開する国内外の子会社の経営管理及びそれに付帯又は関連する業務等
公開価格:600円
吸収金額:6.90億円
VC:いるけどVC含めて大株主に解除条項なしの90日
評価:一風堂は有名で何の問題もないIPO。後は初値次第。3倍とかだと厳しいかも。尚串カツ田中は吸収金額16.2億円で公開価格3,900円で初値4,425円なので、低く寄ったので伸びた感もある。


[6546] : フルテック 03/22
事業内容:自動ドア開閉装置の販売・施工・保守、ステンレス建具の製造・販売等
公開価格:600円
吸収金額:7.72億円
VC:なしで既存大株主ロックアップも解除条項なしの90日で完璧
評価:東証二部、成長してない、その分PERは約7.55倍。小型で需給はいいので初値1.5倍までなら買える。


[3978] : マクロミル 03/22
事業内容:オンラインを中心としたマーケティング・リサーチ及びデジタル・マーケティング・ソリューションの提供
公開価格:1,950円※想定価格から-100円
吸収金額:532億円
VC:再上場案件でVCだらけだが、売出で処分しており、ロックアップは解除条項なしの180日
評価:コメダと同じ匂いしかしない。公募割れするだろうし、公募割れしてもスルー


[6547] : グリーンズ 03/23
事業内容:ホテル・レストラン・バンケットの運営
公開価格:1,400円
吸収金額:70.8億円
VC:VCなしで大株主のロックアップも解除条項なしでほぼ完璧
評価:ホテルは足りてないので期待度は高いけど、吸収金額大きいので、公開価格近辺でないと買えないし、マネゲ化は期待出来ない。投資視点では新規出店計画で成長性を見たい所。


[3983] : オロ 03/24
事業内容:自社開発ERPパッケージソフトウェア(ZACEnterprise)の提供・保守及びWEBを活用したマーケティング支援事業
公開価格:2,070円
吸収金額:23.8億円
VC:VCいないけど、なんと社長にロックアップ掛かってない
評価:吸収金額が大きいのでマネゲ的には厳しい。業務内容はERPパッケージとあるが、本来ERPパッケージとは基幹業務システム全て(会計、予算、財務、経費、労務、人事、給与、営業、販売、生産、在庫、購買、物流、顧客管理、ワークフロー等)を網羅したパッケージソフト(完全統合型ERP)を言うが、オロのはプロジェクト管理システムに日報やワークフロー等の周辺機能を連携している経営管理メインの業務ソフト型ERPで、ERPの肝の会計もないので、本来【ERP】と名乗っていいのか疑問。ただし、毎年法令次第でアップデートしないといけない会計や労務機能がないので、アップデートの手間がないというメリットもある。またクラウドと言っているが、要はただのWEB。絞られた機能と安さでマッチする企業には適しているが、その分ZACが売れる企業は少ない(パイは少ない)。しかし投機家はIT企業に過剰な夢と期待を描くので、何かと理由をつけてマネゲ化するかもしれないが、大抵業績貢献ほとんどしない材料でのマネゲなので気を付けて(直近ではアズジェントやジャパンシステムやテリロジー)。


[4597] : ソレイジア・ファーマ 03/24
事業内容:悪性腫瘍に係る医薬品・医療機器の開発、販売
公開価格:185円
吸収金額:41.3億円
VC:沢山いてロックアップなし
評価:赤字バイオ。今はバイオセクターが盛り上がってないし、常識的に考えて買う要素なし。奇跡的に100円とかで初値ついたら買ってもいいかも。ないですけど。尚、会社の情報は一切調べていないので、ざっと見た感じパイプラインは貧弱と見えましたが、専門家が見たらとんでもない技術を持っているとか、将来有望とかという話ならそちらを参考にしてください。


■忙しいと申し訳ありませんが、コメント返信出来ない事があります■
↓応援クリックして頂けると感謝感激です(´・ω・`)




2017-03-11 12:35 | カテゴリ:勉強や投資情報
『株式ディーラーのぶっちゃけ話』を読みました。
今まで右で紹介してるの以外にも色々本を読んで来ましたが、実用的という意味では一番役に立ちました。
何より面白いですしね。
スラスラ読めます。

この前に読んでた本が投資心理学の本『ゾーン』で、本を床に投げつけたくなるぐらい、読みにくい、難解な本なので、尚更読みやすかったです。
『ゾーン』は内容が難解なのではなく、作者の文章力のなさ・説明能力不足・無駄な比喩・同じ事の繰り返し・論理一貫してない等によって無駄に難解で読んでいてストレスしか感じないです。

まぁそれは置いといて、『株式ディーラーのぶっちゃけ話』でためになった箇所です。

・想像以上に多くの証券会社がディーディング業務に参加している(=機関投資家)
ネット証券の誕生で今までメイン顧客だった富裕層の7割がネット証券に移行

ブローカー業務では稼ぐ事が出来なくなったので必然的に中小証券会社はディーディングせざるを得なくなった

・想像以上に多くの機関投資家が新興市場に参加している
アローヘッドの登場により大型株はアルゴリズムが席巻しており(特に100%勝てる裁定取引)、利益が出なくなったのでボラを求めて新興市場で投機的な取引をしている

・ディーラーには規制がある(場合がある)

コンプライアンス上の問題でネットが見れない環境で取引している
これで一つの謎が解けました。
新興株で材料が出てマネゲってる銘柄で、材料がしょぼかったり、ツイッターの煽り屋の嘘・風説だったりで、それがバレた場合に、当然急騰した株価は元に戻らないといけませんが、なんか、あまり下げずに、上がったりする銘柄もあります。
これって、ネットでリアルタイムの情報が把握できない機関のディーラーが参加してたら、彼らはテクニカルで売買してますから、下がったら「押し目だ!チャンスだ!」とばかりに、買ってきますので、下がらないですよね。

日中の新高値を買ってはいけない
買い上がりの違法取引の疑いを掛けられる事を避けるために新高値を買ってはいけないという規制があるそうです。
新高値は買えないので、買いたい株があっても、新高値近辺だと、個人投資家が新高値の売り板にタッチしてくれるまで我慢しているそうです。
これでまた一つ謎が解けました。
新高値に沢山の売り板がある場合、なかなかその板にタッチせずに、かと言って下がりもせずに、つばぜり合いみたいに大きな売り板の前で硬直しているのに、いざタッチした瞬間、恐ろしい勢いで買いが殺到して、一気に食われる事が多いです。
大抵その大きな売り板の1ティック上に空売り返済買いの逆指値している人が多いので、その逆指値も巻き込んで、一気に株価は急騰します。
この恐ろしい勢いの買いは機関投資家の可能性があったのですね。
※新高値でなくても大抵大きな板の前ではこういう値動きですけどね。

「新興で板も薄いのに、こんなに買ったら売れなくなるぞ・・・誰が買ってんだ?」
って思うこと多々ありますが、中小証券会社のディーラーとは言え、板の薄い新興株では十分相場を操縦できる資金力を持っているので、まだまだ買い支えて、株価を上げるつもりなら、大量に買えるのかなと。
※ただ、本著にもありましたが、機関の多くはデイで持ち越さないので、その日で売れなくなる程(自分の売りで値を下げてしまう程)大量に買うとは思えないので、機関ではないか、もしくは最近の機関はスイングも増えているのか・・・

・短い期間で高い運用利回りを求められるので必然的にテクニカルで短期的な売買となる
月単位で何十%という運用利回りを達成するにはファンダとか言ってたらダメで、必然的に短期トレードになります

・思った以上に機関投資家のディーラー一人の市場に与える影響力がある
この本は中堅証券会社のディーディング部門の話として描かれていますが、その中のたった一人のディーラーの売買で保険セクターを支配していたようです。
※支配は言い過ぎなのかな。
※という事は、新興株の板の薄い1銘柄なんて操縦し放題でしょうね。

・やはりあった聖杯(インチキのね)
機関投資家だけの聖杯がやはりありました。
東証はお金を出した顧客だけに東証のシステムと専用線で繋げて、一般投資家が知る前に注文内容を数秒早く入手可能にし、また板情報も我々よりも詳細板明細:同一株価にある複数注文の株数・順番や複数成行注文の株数・順番が分かる)なのです。
いわゆる、東証端末と言われるものです。
これにより、機関投資家のディーラーは我々よりも数秒早く、詳細に注文内容を知る事ができフロントランニングしたい放題なのです。
しかも当時は東証の注文執行処理が遅いので、複数の成行注文があると、執行されずにどんどん溜り、その中身が全部分かった状態(累積成行注文)でかなりの優位性があったそうです。
よってスキャでほぼ勝てます。
しかしアローヘッドの登場により、この聖杯は人間には使えなくなりました
表示される情報・注文の執行が速すぎて、ミリ秒、ナノ秒の世界に突入したからです。
そう・・・どれだけ情報が速くなっても大丈夫な、アルゴリズムのみが未だこの聖杯を使えます
※今でも板明細のサービスがあるのかは不明

・機関投資家はアルゴリズムによる注文で正体を晒さない
塩漬けマンは大口の存在をキャッチする際に、歩み値の約定株数から大口が来てるか判断する事がありますが、機関投資家は歩み値から自らの存在を隠すために、アイスバーグ(分割で買う)やステルス(隠れて買う)というアルゴで大きな注文を小分けや、板に注文を晒さずに約定しているそうです。
※大きな板を食べるのに100株とかの小口注文が大量に一瞬で出て板を食べたら、アイスバーグの可能性がある
※出した注文が一定の株価で出した瞬間に約定し続けたらステルスの可能性がある

勿論そういう自動注文アルゴがあるのは知っていたのですが、それってブローカー部門が顧客の大口注文を受けた際に人間が分割注文とかしてたら面倒くさいから、大口注文と分からないように自動で売買するためにあると思っていたのですが、ディーディング部門のディーラーも普通に使っていたのですね。

また、株価が高騰している高値圏で大きな約定が出たら、塩漬けマンのように
「大口きたぁ!まだまだ上がるぞっ!」
ではなく、
「アルゴで処理しない大きな注文=空売りの買い戻し なので今が天井で売り時」
と考えるのが普通のようです(´・ω・`)ショボーン
※底値圏の投げ売り時の大きな注文は逆に考える

勿論、大口の注文を歩み値から察知したら、それは機関投資家以外の大口の注文だと考えて、
「そんな大口が大量に買っているなら、株価まだまだ上がるぞ!」
って考える事も出来るし、要は
「誰がいくら買ってる(空売りを買い戻してる)かは分からないんだから、上がる、下がると決めつけるな」
って事ですよね。

よく
「大口だ!」
「仕手だ!」
「アルゴだ!」
「インサイダーだ!」
「チャート作ってる!」
「集めてる!」
「機関が抑え込んでる!」

自分の都合のいいように(思いたい方に)決めつけている人いますが、それは可能性と確率の話であって、自分の経験によってそれを見抜ける確率を数%上げる事は出来るかもしれませんが、基本分からない事を100%そうだと決めつけたら、間違っていた時に大損するので、分からない事は分からない前提でトレードした方がいいと思います。
※間違っていた時でも問題のないリスク管理(素早い損切、ポジションサイズ等)をしたトレードという意味です。

また、そういう幻と戦わなくていいのがファンダ長期投資の魅力ですよね。
ただ、ファンダも、その人のファンダ能力によって、上がる(下がる)株を見抜く確率を50%から少し上げるだけなので、100%と決めつけずに、ファンダ長期投資であっても、いや、ファンダ長期投資であるからこそ、一番大事な時間を使っているので失敗は許されませんから、リスク管理(分散投資、ポジションサイズ等)が大事になります。



■忙しいと申し訳ありませんが、コメント返信出来ない事があります■
↓応援クリックして頂けると感謝感激です(´・ω・`)




2017-03-05 12:28 | カテゴリ:勉強や投資情報
IPOセカンダリマネゲってハイリスクですが、ハイリターンで投機家なら是非取りたいですよね。
だって先月凄く苦労して+70万ですが、IPOのレノバユナイテッド&コレクティブを初値で買ってただけで、+140万ぐらいですから、二倍も儲かってる事になります。

いや、初日ストップ高を取る投機視点でなくて、投資視点がいいという人は、そもそもIPOセカンダリは絶対に買ってはいけません。
投資視点ではIPOセカンダリでの買いは90%割高を掴む事になります。
中期的には9割のIPOは初値を割って撃沈しますから、投資的にいい銘柄はその撃沈して底でヨコヨコしながら這っている時に拾うのがいいです。
ただし、WASHハウスのような例外もあるので注意が必要です。
また、あまり撃沈せずにすぐに上を目指す直近IPO銘柄も最近はIPOバブルのせいか多いです。
つまり塩漬けマンがこないだ利確したJMCもそうですが、持ってれば助かる可能性は今の市況(IPOバブル)なら高いですが、市況が悪くなると割高であればあるほど大暴落しますし、運よく大暴落しなくても延々と下げ続ける下降トレンド入りしますので、予断は禁物です。

さて、今までIPOセカンダリマネゲで重要な要素は以下と考えていました。

1.初値・・・高すぎると割高なので敬遠される
2.吸収金額・・・多いと需給悪化
3.業務内容・・・夢ある方が妄想で上がる
4.VC・・・VC多いと需給悪化
5.時価総額・・・低い方が少ない資金で暴騰
6.PER・・・低い方が安心して買える


これ、間違ってますね。
より投機的にっ!
今はこうです。

1.雰囲気・・・雰囲気がいいと投機マネーが集まる
2.業務内容・・・ツイッターの煽り屋がどうでもいいショボい材料でも煽れるネタが豊富でないとダメ
3.需給・・・吸収金額やVCはこの一言でまとめましょう


業績やPERなど、見るだけ時間の無駄です。
そもそもマネゲ暴騰するIPOセカンダリは初値高すぎて、業績なんて見てたら100%買えませんから。

[3558] : ロコンド 3/7
■業務内容
通販サイト「LOCONDO.jp」の運営、プラットフォームサービスの提供
※ロコンドは「買ってから選ぶ。」というコンセプトのもと、「試着OK、返品も購入後30日は送料も無料で可能!」
→ECは煽りやすい業務です。

■吸収金額
33.5億円
→厳しい

■既存株主
VC保有率脅威の68%!
継続確約のVCも一つだけあるけど、ほとんどは1.5倍でロックアップ解除
→潰れそうだった会社が出資を沢山受けて復活ですからVC多いし、出資へのお礼のIPOですもんね・・・ここぞとばかりに資金回収してきそうです。

■塩漬け評
厳しい

[3559] : ピーバンドットコム 3/9
■業務内容
プリント基板のEコマース事業の運営
→基板ECの先駆的企業で価格破壊を起こしたガリバーだが、売りだった安さでは今や競合他社の方が半額とか安くなっていて優位性を失っており、市場もレッドオーシャンに突入している

■吸収金額
14.1億円
→合格。時価総額は36億でこの吸収金額は、上位株主の売り出しが多いから。つまり公募組には悪材料だけど、安く寄る可能性が増えるのでセカンダリ組には恩恵

■既存株主
VCなし。二位三位株主(合計53%保有)に解除条項なしのロックアップ90日。
一位株主はなぜか1.5倍でロックアップ解除。
てか、この人社長でも役員でもないし、何者?利害関係者じゃなければ、1.5倍超えたら売って来る?
んで、調べたら、この人昔の監査役でした
監査役 田中 一宏 (株式会社ネットメカニズム 代表取締役)※2013年情報
ネットメカニズムはケーブル・配線の会社で、ピーバンドットコムと仕事が近い会社だから、この人が起業資金を出してあげたって感じでしょうか・・・監査役退いてるってことは売ってきそう・・・

■塩漬け評
IPOセカンダリマネゲ的にはありだけど、田中さんのウ●コ食べる覚悟は必要だよ。
ま、ツイッターの煽り屋が買ってくれれば、訳の分からない理由で買い煽ってくれますよ(適当)

■忙しいと申し訳ありませんが、コメント返信出来ない事があります■
↓応援クリックして頂けると感謝感激です(´・ω・`)




2017-02-12 17:23 | カテゴリ:勉強や投資情報
長い間『マーケットの魔術師』を紹介してきましたが、その分のまとめです

『マーケットの魔術師』感想 「先物と通貨」その1
・マイケル・マーカス 先物トレーダーとして10年間で資金を2500倍
・ブルース・コフナー 為替のインターバンク・通貨先物で世界屈指のトレーダーで10年間の年率87%を達成。前述のマーカスの下で働いていた
・リチャード・デニス 先物のシステムトレーダーであり伝説的人物。投資家育成により常勝軍団タートルズを作る
※タートルズの一人が書いた本が『タートル流投資の魔術』

『マーケットの魔術師』感想 「先物と通貨」その2
・ポール・チューダー・ジョーンズ 5年連続3桁のリターンを出した一匹狼の個人投資家
・ゲーリー・ビールフェルド 先物のTボンド市場における巨人
・エド・スィコータ コンピュータによるシステムトレードの先駆者
・ラリー・ハイト 徹底したリスク管理により長期間安定的なリターン

『マーケットの魔術師』感想 「株式トレーダー」マイケル・スタインハルト
最も成功したユダヤ人投資家で慈善事業家。基本は長期のファンダでテクニカル完全否定論者

『マーケットの魔術師』感想 「株式トレーダー」ウィリアム・オニール
大化けする成長株投資発掘法【CANSLIM】を作る。アメリカンドリームの体現者にて世界有数の投資家向け新聞『インベスターズ・ビジネス・デイリー』紙の創立者兼会長

『マーケットの魔術師』感想 「株式トレーダー」デビッド・ライアン
前述オニールの信者。【CANSLIM】を自分に合うように修正して成績を上げる

『マーケットの魔術師』感想 「株式トレーダー」マーティ・シュワルツ
9年間ファンダで負け続け、テクニカルに転向してから勝ち続け有名な個人投資家となる

『マーケットの魔術師』感想 「株式トレーダー」ジム・ロジャース
ソロスと組んでクオンタム・ファンドを設立し活躍したのは有名。ソロスと別れてからは世界一周の旅を2回した冒険投資家。ファンダによる逆張りが基本で、テクニカル完全否定論者

『マーケットの魔術師』感想 「株式トレーダー」マーク・ワインスタイン
テクニカルを極めて勝率99%以上という人智を超えた天才。過去二年間で負けた日数は3日しかなく、負けトレードは17回(内9回はモニターの故障)しかないという予知能力者以外不可能な成績を上げる

以上が第3章までで、以下のように続きます。
「第4章 フロアからの視点」 フロアの有名ブローカー3人を紹介
「第5章 トレードの心理学」 有名な投資心理学者「バン・K・タープ」を紹介


この本はボリュームが多いので読むのは大変ですが、非常に役立つ本だと思いました。
それもそのはずですよね。
伝説となっているような成功したトレーダー達にインタビューした本ですから。

読書が苦手な人は最後の「ペーパーバック版での増補分」「22年後にも確信していること」の10ページだけでも読めばためになると思います。
塩漬けマンの考えと全く同じ事が書いてありましたし、ここに長年に渡るインタビューの内容が集大成されています。

尚、本著ではその後に、塩漬けマンの最も尊敬する、数学者にして、世界で初めて数学・物理学を利用した投資で利益を出したクオンツの先駆者であり、世界初のクオンツ・ヘッジファンドの創立者にして、クオンツのゴットファーザーと呼ばれるエドワード・ソープがカジノ(ブラックジャック、ルーレット、バカラの攻略)を打ち負かして、次に証券業界を打ち負かすために乗り込んで来るまでの序章部分が語られていました。
「カジノ業界は100%勝てる客を許さない(事実勝ちすぎてソープは殺されかける)が、証券業界では100%勝っても追い出される事がないから、世界最大の賭場であるウォール街に乗り込んで行った」的な・・・かっくいー♪
※ソープについては↓この記事とかで触れています
クオンツとブラックマンデー



↓いっぱい続編出てるみたいです。例えばこれとか


↓これがいいらしいです。


■忙しいと申し訳ありませんが、コメント返信出来ない事があります■
↓応援クリックして頂けると感謝感激です(´・ω・`)




2017-01-15 01:13 | カテゴリ:勉強や投資情報
■忙しいと申し訳ありませんが、コメント返信出来ない事がありますが、コメントは勿論大変嬉しく励みになりますのでお気軽にどうぞ■

『マーケットの魔術師』の感想の続きです。
株式編は面白くてためになるので、一人ずつ掘り下げています。
↓前記事はコチラ
『マーケットの魔術師』感想 「先物と通貨」その1
『マーケットの魔術師』感想 「先物と通貨」その2
『マーケットの魔術師』感想 「株式トレーダー」マイケル・スタインハルト
『マーケットの魔術師』感想 「株式トレーダー」ウィリアム・オニール
『マーケットの魔術師』感想 「株式トレーダー」デビッド・ライアン
『マーケットの魔術師』感想 「株式トレーダー」マーティ・シュワルツ
『マーケットの魔術師』感想 「株式トレーダー」ジム・ロジャース

マーク・ワインスタイン

▼経歴▼
1972年 不動産ブローカーの時に商品先物トレード開始
→8400ドルの資金を三日で7800ドル損して退場
→不動産の仕事を毎日して資金を貯めて復帰
1975年頃 100万ドル達成
→大失敗
→友達とオプション取引を開始
1980年 一人でトレード開始
→何でもトレードするようになる

▼成績▼
勝率99%以上の人智を超えた天才

▼手法▼
あらゆるテクニカル(チャート、エリオット波動、ギャン分析、フィボナッチ数列、サイクルズ、センチメント、移動平均、オシレーター、乖離率、騰落ライン、プット・コール・レシオ等々)を経験と勘で総合的に解釈する独自のテクニカル分析
勿論この高い勝率は短期(数分~数時間)のデイトレードにより実現されている

▼本著要点▼
「リスクコントロールはしていない。自分の感覚に頼っていた。今でもね。」
→いきなりすげえ事言ってんな
「最初勝てるようになるまで、昼も夜も休みもなしでトレードの事ばかり考えていた。寝なくてよければ24時間考えていただろう。次々と友達をなくしていった。もうお金のためでなく、相場を攻略するゲームに挑戦しているようだった」
「お金に余裕が出来てから余暇を楽しむ事が出来てヨーロッパ旅行で一目ぼれした城を買おうと思った。35万ドルで安かった(今なら500万ドル)」
→はい、フラグ立ちましたよ!↓そしてこうなりました。
「それで35万ドルを稼ぐために大きく大豆を買った。初日+25%で引けた。しかしこの時、稼ぎたい金額から目標値を逆算するという最大のミスを犯していた。リスクに対してポジションが大きすぎた。翌日ストップ安張り付きとなり売りたくても売れなくなった。次の日ブローカーの店頭へ行って見ていたが、やはりストップ安張り付きで売れなかった。夜も眠れなくなり、なんとか売れるように祈るだけだった。もう店頭にも行かなくなった。僕の事を羨ましがっていた他のトレーダーが僕の失敗を笑っていたからだ。5日連続ストップ安で売れ、60万ドル以上損をした(口座資金150万ドル)。公園へ行ってそこで出会った少女の手を取り、膝に涙を流した。もはや精神病患者だった。トレードを止めようと思った。」
→調子に乗ったら負ける。みんなこれやってますね。
「今まで一度もショートをした事がなかった。非国民のやる事だと思っていた。大豆の失敗でその考えは変わった。ロングだろうとショートだろうと、大差ないと考えるようになった。」
→2、3か月後、商品ではなく(懲りていたので)株式トレーダーとして復帰
「個別株は驚く程値動きがゆっくりで、レバレッジが効いたコモディティが恋しくなった。株トレードでは食べていけると思えなかった。ちょうどオプションをしていた友人に出会った。」
→はい!またしてもフラグが立ちましたよ!↓そしてこうなりました。
「友達のアドバイスに従ってテレダイン社のコール・オプションを4万ドル買って、完全に0ドルになった。二日間行方不明になってやった。友達からの連絡にも応答しなかった。」
→しかし、友達が優秀だったのです
「友達は別口座で僕に教えたのと逆のポジションを取っており、それは僕のトレードだと言った。すなわち僕は損をしていなかった。友達は僕に人を信用してはいけないという事を教えたかった。優秀なトレーダーになるために不可欠な自立心の重要性を教えたかったのだ」
→ワインスタインは友達のその教えを守り、友達は優秀なオプショントレーダーだったので多くの事を学びながら、友達がやっていたテープリーディングでなく、ワインスタイン独自のテクニカル分析を開発し勝てるようになる。友達はテクニカル否定論者だったにもかかわらず。
「勝てるようになってからもトラウマで大豆には手を出さなかったが、経験を積みコモディティで儲ける事は難しくないと悟った時に、大豆が底値になったと思った。しかし10年前に愛する妻を殺されて復讐の機会をじっと待っているシチリア人のように待った。そしてテクニカル的に本当の底だと確信した時に買った。そして勝った。前の損をそっくり取り返した。まさにカタルシス(浄化)だった」
「(収益の最大の落ち込みは何%か聞かれ)あまり損をしたことがないから、その手の数字は分からない。え?一番損をした月?それもない。え?一番損をした週?それもない。僕は週単位でも損をした事がないんだ。日単位ならあるけど」
→真の天才ですね!テクニカルとかファンダとか超越してますよっ!!彼のテクニカルトレードの特徴はその驚異的な勝率です。そしてそれはにわかには信じられない事なので著者は「損した週の事を忘れているんじゃないか?」と聞きます。
「いや、負けたトレードは全て覚えているよ。過去二年間に三日負けた。何千というトレードの内、負けたのは17回あった。その内9回はモニターの故障によるものだよ。」
→勝率50%越えすら難しく、75%なら凄いのに、99%以上の勝率は、著者には信じられなかったようで売買報告書(オプションのトレードコンテストの結果で、確かに三カ月1回も負けずに10万ドルを90万ドルにしていた)を見せてもらったり、共通の友人に聞いたりしたようですが、確かに99%以上の勝率のようでした。
「(どうして勝率が高いのか聞かれ)多分、相場をすごく怖がっているからだ。僕だけでなく優秀なトレーダーは相場に対して臆病だと思う。その恐怖心がタイミングを正確なものにしてきた。相場が変だと感じたらトレードはしない。これまでの経験と正確なシステムが合致したタイミング、ここだという時しかトレードしない」
→やはり高い勝率を得るためにはイン・アウトのタイミングが命のようで、そのタイミングは↓のようなテクニカル分析の結果のようです
「チャート、エリオット波動、ギャン分析、フィボナッチ数列、サイクルズ、センチメント、移動平均、オシレーター、乖離率、騰落ライン、プット・コール・レシオ等々)を、それぞれの指標がどのような時に機能するかを理解しておき、経験と勘によって使い分ける。常に同じように相場にアプローチする数学的なシステムがうまく機能するとは思わない。自分自身をシステムにして常に変化させている」
→つまり、テクニカル分析によるシステムトレードでは無理で、「テクニカル分析+経験+進化」によりこの驚異的な勝率を達成しているという事です。

この天才が信条にしているトレードルール
1.いつも宿題をやること
2.傲慢にならずに常に謙虚
3.自分の限界を知る
4.独自性を持つ
5.機が熟するまでトレードしない
6.同じトレード戦略に固執するのではなく、市場の変化に対応出来る柔軟性が必要
7.一度儲けても満足してはいけない。何より難しいのは儲け続ける事
最後に、初心者へのアドバイスとして
「どうして損してしまうのかを学ぶべき」

ワインスタインの勝率は、同じテクニカル派の著者をして、同じテクニカル派だからこそ理解不能であり、また著者はランダムウォーク仮説を信じていないが、短期的(日中)な値動きはランダムであるという信念を持っていたのを、ワインスタインへのインタビューで一刀両断にされてしまったようです。

というか、勝率99%以上は予知能力者以外不可能な人智を超えた神の領域ですよね。塩漬けマンもいまだに彼の存在が信じられないです。




↓いっぱい続編出てるみたいです。例えばこれとか


↓これがいいらしいです。


■忙しいと申し訳ありませんが、コメント返信出来ない事があります■
↓応援クリックして頂けると感謝感激です(´・ω・`)