2017-02-12 17:23 | カテゴリ:勉強や投資情報
長い間『マーケットの魔術師』を紹介してきましたが、その分のまとめです

『マーケットの魔術師』感想 「先物と通貨」その1
・マイケル・マーカス 先物トレーダーとして10年間で資金を2500倍
・ブルース・コフナー 為替のインターバンク・通貨先物で世界屈指のトレーダーで10年間の年率87%を達成。前述のマーカスの下で働いていた
・リチャード・デニス 先物のシステムトレーダーであり伝説的人物。投資家育成により常勝軍団タートルズを作る
※タートルズの一人が書いた本が『タートル流投資の魔術』

『マーケットの魔術師』感想 「先物と通貨」その2
・ポール・チューダー・ジョーンズ 5年連続3桁のリターンを出した一匹狼の個人投資家
・ゲーリー・ビールフェルド 先物のTボンド市場における巨人
・エド・スィコータ コンピュータによるシステムトレードの先駆者
・ラリー・ハイト 徹底したリスク管理により長期間安定的なリターン

『マーケットの魔術師』感想 「株式トレーダー」マイケル・スタインハルト
最も成功したユダヤ人投資家で慈善事業家。基本は長期のファンダでテクニカル完全否定論者

『マーケットの魔術師』感想 「株式トレーダー」ウィリアム・オニール
大化けする成長株投資発掘法【CANSLIM】を作る。アメリカンドリームの体現者にて世界有数の投資家向け新聞『インベスターズ・ビジネス・デイリー』紙の創立者兼会長

『マーケットの魔術師』感想 「株式トレーダー」デビッド・ライアン
前述オニールの信者。【CANSLIM】を自分に合うように修正して成績を上げる

『マーケットの魔術師』感想 「株式トレーダー」マーティ・シュワルツ
9年間ファンダで負け続け、テクニカルに転向してから勝ち続け有名な個人投資家となる

『マーケットの魔術師』感想 「株式トレーダー」ジム・ロジャース
ソロスと組んでクオンタム・ファンドを設立し活躍したのは有名。ソロスと別れてからは世界一周の旅を2回した冒険投資家。ファンダによる逆張りが基本で、テクニカル完全否定論者

『マーケットの魔術師』感想 「株式トレーダー」マーク・ワインスタイン
テクニカルを極めて勝率99%以上という人智を超えた天才。過去二年間で負けた日数は3日しかなく、負けトレードは17回(内9回はモニターの故障)しかないという予知能力者以外不可能な成績を上げる

以上が第3章までで、以下のように続きます。
「第4章 フロアからの視点」 フロアの有名ブローカー3人を紹介
「第5章 トレードの心理学」 有名な投資心理学者「バン・K・タープ」を紹介


この本はボリュームが多いので読むのは大変ですが、非常に役立つ本だと思いました。
それもそのはずですよね。
伝説となっているような成功したトレーダー達にインタビューした本ですから。

読書が苦手な人は最後の「ペーパーバック版での増補分」「22年後にも確信していること」の10ページだけでも読めばためになると思います。
塩漬けマンの考えと全く同じ事が書いてありましたし、ここに長年に渡るインタビューの内容が集大成されています。

尚、本著ではその後に、塩漬けマンの最も尊敬する、数学者にして、世界で初めて数学・物理学を利用した投資で利益を出したクオンツの先駆者であり、世界初のクオンツ・ヘッジファンドの創立者にして、クオンツのゴットファーザーと呼ばれるエドワード・ソープがカジノ(ブラックジャック、ルーレット、バカラの攻略)を打ち負かして、次に証券業界を打ち負かすために乗り込んで来るまでの序章部分が語られていました。
「カジノ業界は100%勝てる客を許さない(事実勝ちすぎてソープは殺されかける)が、証券業界では100%勝っても追い出される事がないから、世界最大の賭場であるウォール街に乗り込んで行った」的な・・・かっくいー♪
※ソープについては↓この記事とかで触れています
クオンツとブラックマンデー



↓いっぱい続編出てるみたいです。例えばこれとか


↓これがいいらしいです。


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2017-01-15 01:13 | カテゴリ:勉強や投資情報
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『マーケットの魔術師』の感想の続きです。
株式編は面白くてためになるので、一人ずつ掘り下げています。
↓前記事はコチラ
『マーケットの魔術師』感想 「先物と通貨」その1
『マーケットの魔術師』感想 「先物と通貨」その2
『マーケットの魔術師』感想 「株式トレーダー」マイケル・スタインハルト
『マーケットの魔術師』感想 「株式トレーダー」ウィリアム・オニール
『マーケットの魔術師』感想 「株式トレーダー」デビッド・ライアン
『マーケットの魔術師』感想 「株式トレーダー」マーティ・シュワルツ
『マーケットの魔術師』感想 「株式トレーダー」ジム・ロジャース

マーク・ワインスタイン

▼経歴▼
1972年 不動産ブローカーの時に商品先物トレード開始
→8400ドルの資金を三日で7800ドル損して退場
→不動産の仕事を毎日して資金を貯めて復帰
1975年頃 100万ドル達成
→大失敗
→友達とオプション取引を開始
1980年 一人でトレード開始
→何でもトレードするようになる

▼成績▼
勝率99%以上の人智を超えた天才

▼手法▼
あらゆるテクニカル(チャート、エリオット波動、ギャン分析、フィボナッチ数列、サイクルズ、センチメント、移動平均、オシレーター、乖離率、騰落ライン、プット・コール・レシオ等々)を経験と勘で総合的に解釈する独自のテクニカル分析
勿論この高い勝率は短期(数分~数時間)のデイトレードにより実現されている

▼本著要点▼
「リスクコントロールはしていない。自分の感覚に頼っていた。今でもね。」
→いきなりすげえ事言ってんな
「最初勝てるようになるまで、昼も夜も休みもなしでトレードの事ばかり考えていた。寝なくてよければ24時間考えていただろう。次々と友達をなくしていった。もうお金のためでなく、相場を攻略するゲームに挑戦しているようだった」
「お金に余裕が出来てから余暇を楽しむ事が出来てヨーロッパ旅行で一目ぼれした城を買おうと思った。35万ドルで安かった(今なら500万ドル)」
→はい、フラグ立ちましたよ!↓そしてこうなりました。
「それで35万ドルを稼ぐために大きく大豆を買った。初日+25%で引けた。しかしこの時、稼ぎたい金額から目標値を逆算するという最大のミスを犯していた。リスクに対してポジションが大きすぎた。翌日ストップ安張り付きとなり売りたくても売れなくなった。次の日ブローカーの店頭へ行って見ていたが、やはりストップ安張り付きで売れなかった。夜も眠れなくなり、なんとか売れるように祈るだけだった。もう店頭にも行かなくなった。僕の事を羨ましがっていた他のトレーダーが僕の失敗を笑っていたからだ。5日連続ストップ安で売れ、60万ドル以上損をした(口座資金150万ドル)。公園へ行ってそこで出会った少女の手を取り、膝に涙を流した。もはや精神病患者だった。トレードを止めようと思った。」
→調子に乗ったら負ける。みんなこれやってますね。
「今まで一度もショートをした事がなかった。非国民のやる事だと思っていた。大豆の失敗でその考えは変わった。ロングだろうとショートだろうと、大差ないと考えるようになった。」
→2、3か月後、商品ではなく(懲りていたので)株式トレーダーとして復帰
「個別株は驚く程値動きがゆっくりで、レバレッジが効いたコモディティが恋しくなった。株トレードでは食べていけると思えなかった。ちょうどオプションをしていた友人に出会った。」
→はい!またしてもフラグが立ちましたよ!↓そしてこうなりました。
「友達のアドバイスに従ってテレダイン社のコール・オプションを4万ドル買って、完全に0ドルになった。二日間行方不明になってやった。友達からの連絡にも応答しなかった。」
→しかし、友達が優秀だったのです
「友達は別口座で僕に教えたのと逆のポジションを取っており、それは僕のトレードだと言った。すなわち僕は損をしていなかった。友達は僕に人を信用してはいけないという事を教えたかった。優秀なトレーダーになるために不可欠な自立心の重要性を教えたかったのだ」
→ワインスタインは友達のその教えを守り、友達は優秀なオプショントレーダーだったので多くの事を学びながら、友達がやっていたテープリーディングでなく、ワインスタイン独自のテクニカル分析を開発し勝てるようになる。友達はテクニカル否定論者だったにもかかわらず。
「勝てるようになってからもトラウマで大豆には手を出さなかったが、経験を積みコモディティで儲ける事は難しくないと悟った時に、大豆が底値になったと思った。しかし10年前に愛する妻を殺されて復讐の機会をじっと待っているシチリア人のように待った。そしてテクニカル的に本当の底だと確信した時に買った。そして勝った。前の損をそっくり取り返した。まさにカタルシス(浄化)だった」
「(収益の最大の落ち込みは何%か聞かれ)あまり損をしたことがないから、その手の数字は分からない。え?一番損をした月?それもない。え?一番損をした週?それもない。僕は週単位でも損をした事がないんだ。日単位ならあるけど」
→真の天才ですね!テクニカルとかファンダとか超越してますよっ!!彼のテクニカルトレードの特徴はその驚異的な勝率です。そしてそれはにわかには信じられない事なので著者は「損した週の事を忘れているんじゃないか?」と聞きます。
「いや、負けたトレードは全て覚えているよ。過去二年間に三日負けた。何千というトレードの内、負けたのは17回あった。その内9回はモニターの故障によるものだよ。」
→勝率50%越えすら難しく、75%なら凄いのに、99%以上の勝率は、著者には信じられなかったようで売買報告書(オプションのトレードコンテストの結果で、確かに三カ月1回も負けずに10万ドルを90万ドルにしていた)を見せてもらったり、共通の友人に聞いたりしたようですが、確かに99%以上の勝率のようでした。
「(どうして勝率が高いのか聞かれ)多分、相場をすごく怖がっているからだ。僕だけでなく優秀なトレーダーは相場に対して臆病だと思う。その恐怖心がタイミングを正確なものにしてきた。相場が変だと感じたらトレードはしない。これまでの経験と正確なシステムが合致したタイミング、ここだという時しかトレードしない」
→やはり高い勝率を得るためにはイン・アウトのタイミングが命のようで、そのタイミングは↓のようなテクニカル分析の結果のようです
「チャート、エリオット波動、ギャン分析、フィボナッチ数列、サイクルズ、センチメント、移動平均、オシレーター、乖離率、騰落ライン、プット・コール・レシオ等々)を、それぞれの指標がどのような時に機能するかを理解しておき、経験と勘によって使い分ける。常に同じように相場にアプローチする数学的なシステムがうまく機能するとは思わない。自分自身をシステムにして常に変化させている」
→つまり、テクニカル分析によるシステムトレードでは無理で、「テクニカル分析+経験+進化」によりこの驚異的な勝率を達成しているという事です。

この天才が信条にしているトレードルール
1.いつも宿題をやること
2.傲慢にならずに常に謙虚
3.自分の限界を知る
4.独自性を持つ
5.機が熟するまでトレードしない
6.同じトレード戦略に固執するのではなく、市場の変化に対応出来る柔軟性が必要
7.一度儲けても満足してはいけない。何より難しいのは儲け続ける事
最後に、初心者へのアドバイスとして
「どうして損してしまうのかを学ぶべき」

ワインスタインの勝率は、同じテクニカル派の著者をして、同じテクニカル派だからこそ理解不能であり、また著者はランダムウォーク仮説を信じていないが、短期的(日中)な値動きはランダムであるという信念を持っていたのを、ワインスタインへのインタビューで一刀両断にされてしまったようです。

というか、勝率99%以上は予知能力者以外不可能な人智を超えた神の領域ですよね。塩漬けマンもいまだに彼の存在が信じられないです。




↓いっぱい続編出てるみたいです。例えばこれとか


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2017-01-14 01:59 | カテゴリ:勉強や投資情報
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『マーケットの魔術師』の感想の続きです。
株式編は面白くてためになるので、一人ずつ掘り下げています。
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『マーケットの魔術師』感想 「先物と通貨」その1
『マーケットの魔術師』感想 「先物と通貨」その2
『マーケットの魔術師』感想 「株式トレーダー」マイケル・スタインハルト
『マーケットの魔術師』感想 「株式トレーダー」ウィリアム・オニール
『マーケットの魔術師』感想 「株式トレーダー」デビッド・ライアン
『マーケットの魔術師』感想 「株式トレーダー」マーティ・シュワルツ

ジム・ロジャース

▼経歴▼
ソロスと組んでクオンタム・ファンドでブイブイ言わせてたのはあまりに有名なので省略。
知らない人はWikipediaを見て下さい

▼成績▼
ジョージ・ソロスとともにクォンタム・ファンドを設立する。
クォンタム・ファンドは10年の間に3365%のリターンを得た(ちなみにこの間、ダウ平均株価は20%上昇したにすぎなかった)。

▼手法▼
ファンダメンタルズ分析による逆張りが基本
Wikipediaを見て下さい

▼本著要点▼
「売買する時はまず損をしないかどうかを確認する。もし非常に割安であれば例え間違っていたとしても損はしないだろう」
「絶対の確信がなければ投資をしない。私は道端に金が落ちているまで待っている。ただそこへ行って拾い上げるだけだ。それまで何もしないし、勝負するための資金を温存しておく」

→彼は投資を始めたばかりの頃破産したのですが、その時、分からない時は何もするなという事を学び、そこから負けなしだそうです
「投資は全てファンダメンタルズに基づくが、たまにはコモディティのチャートを見てショートする事がある。チャートは上でも下でも釘のようにとがった形を見せる。チャートの中にヒステリーを見る事が出来る。これを見つけると私は逆へ行くべきではないかと考えてみる」
→つまり、買うのはファンダによる割安ですが、空売りは時としてテクニカルでオーバーシュートの上がり過ぎを狙うという感じ
「1987年(ブラックマンデー)のダウ暴落では、それを予測しており、株を空売りし、コールを売っていた。オプションは買わない(=プットを買わずにコールを売る事を選択)。オプションの買いも宿無しへの近道だ。SECの調査によれば90%以上のオプションが損で満期を迎えている。逆に考えればオプションのショートポジションは90%以上儲かるはずだ。」
→でもプットのショートだけはやってはだめですよ。大暴落した時に一瞬で宿無しになります。損失無限大の上、暴騰よりも暴落は激しいものになる可能性高いですから。
→ブラックマンデーを予測出来たのは過去の大暴落との比較等、政策やファンダや当時の情況等沢山の予兆があったから。世間で言われているように、プログラム・トレーディングが大暴落を引き起こしたのではなく、それはスケープゴートにされただけと言っています。
→そのブラックマンデーのヒステリーの真っただ中でショートを利確し、ロングポジションのみとなり1988年までショートはしなかったそうです。彼は常にロング・ショートでヘッジする戦略ですが、唯一ショートポジションのなかった期間のようで、やはり逆張り思考が強く、大暴落では絶対にロングを仕込む事が伺えます。
「(かつてプットのロング→ショートでぼろ儲けし、調子に乗ってメモレックス社を空売りして破産した)私の空売りはまったく完璧に、申し分なく正しかったのだ。しかし私は破産した。私が正しいかどうかなど相場には関係ないのだ。相場は自分が思っているより上がるし、下がるものだ。株式市場では何が起こっても不思議はない。なぜなら何が起こっているのかよく理解してない多くの人々が市場に参加しているのだから」
→大勝した後は失敗するってみんな言いますよね。若かれし頃のジム・ロジャースも例外ではなかったようです。そしてファンダ投資の弱点ですが、自分が正しくても、相場は間違った方に動き、リスク管理(ポジションサイズ)が誤っていると、一発退場してしまうという事です
「会社でソロスと出会い、新しい証券業規則のため満足いく報酬が貰えなくなったので辞めて二人でクオンタム・ファンドを立ち上げた。株式、債券、コモディティ、何でもロングもショートも世界中に投資していた。ソロスがトレーダーで私がアナリストだった。二人の意見が分かれたら何もしなかったし、トレードした時もあったが、大抵二人の意見は一致していたし、二人で検討すれば正しいか間違ってるかははっきりした」
「(レバレッジについて)資金がなくなるまで、いつも徹底的にレバレッジした。何かを買って資金がなくなると、PFの中で最も魅力の乏しいものを売り払って買った」
→意外です。他の投資家・投機家が全員一致でリスク管理が大事と言っているのに、これは真逆のやり方。かろうじて、少数に全力ではなくあらゆる金融商品に分散して全力していたので、一応分散投資というリスク軽減は行われていたようですが・・・また、ロング・ショートポジション両方やるので、とにかく下がる時はショート全力、上がる時はロング全力という風に上手く立ち回っていたのだと思います。やはり短期間で爆益狙うには最もボラの高いのに全力が効率いいですが、逆に行くと大変なので、本当に正しく相場が読める人でないと無理だと思います。
「大学での私の講義に【ブル・アンド・ベア】と呼ぶのがあり、過去のどの市場、上げ下げ何でもよいので大相場(=相場のヒステリー)を見つけさせ、その時点でその大きな動きを予測できるものは何だったかを学生に見つけさせるのだ」
→リスク管理が大事といえど、大成功している人は大相場で大金投入してますよね・・・
「相場のヒステリーの共通点は、安い時は一部の人が割安を狙って買いに来る、上がり始めるとファンダとかチャートとか理由をつけてさらに多くの人が買いに来る、次の段階になると上がるから買うということにり、そして最後に魔法の段階に到達する。人々はヒステリーになって買いたがる。相場は永遠に上がり続けると思うからだ。ここが絶好の売り場。下げ相場では全く逆のプロセスを辿る。皆が売りまくっている時が絶好の買い場だが、長期投資なら相場が落ち着くまで待った方がいい」
→全く同じような事が割安ファンダ投資で逆張り推奨の本『投資で一番大切な20の教え』に書いてありました。
「悲惨な経験は1971年に日本株を買ってアメリカ株を空売りしていた時にニクソンが金・ドル本位制から離脱すると発表し、日本株が暴落しアメリカ株が暴騰した時だ。ロング・ショート両方のポジションでやらていた。しかしロスカットしなかった。大きなファンダメンタルの変化であれば、ファースト・ロスはベスト・ロスだ。しかしファンダ的に正しいポジションなら何もせずにじっと座って相場のヒステリーが去るのを待てばいい。アメリカの取った政策は一時しのぎで問題解決にはなっていなかった。事実そのポジションはその後うまくいった」
→政府が苦し紛れで取る政策(大きなファンダメンタルズの変化のない政策)のオーバーシュートは逆張りがいいと言っています。
「常に中央銀行に逆らって投資すべしというのを格言として書いておくべき」
→ところが、日本の金融緩和でショートした人(日銀に逆らった人)はこんがり焼かれていますよ。いつまで耐えればいいんですかね
「相場について大衆の最大の誤りは相場は常に正しいと思う事。相場はほとんど間違っている」
→こう思っていいのは確実に正しい相場が分かる人で、尚且つ、自分を信じて取ったポジションが逆へ行っても、耐えれるリスク管理と精神力と、そして何よりも時間を持っている人です。なぜなら間違った相場でも凄く長続きする事ありますからね。その耐えてる時間を無駄にしたくないなら、自分を信じるのではなく相場が常に正しいと割り切って、動いている方に乗って、天井か大底で利益確定&逆張りした方が短時間で倍(往復取るので)儲かります。目も当てられないのは、自分が間違ってた場合・・・金も時間も失います。
「評価損(含み損)などというのは存在しない。評価損=実現損だ」
→全く同じ考えです。同じように含み益というのは存在せず、さらに塩漬けマンは含み益=0円だと考えています。
「古くから言われている相場の知恵などには決して従ってはいけない。相場の逆を行くことを学ばなければならない。自分自身で考える方法を学ばなければならない。ほとんどの人がそれを出来ない。みんな【トレンドはフレンド】と言いトレンドに乗りたがる。それはシカゴ(投機)において数分間(短期間)だけ有効なだけだ。他人に追従していては大金持ちにはなれない。しばらく稼げても勝ち続けるのは難しい」
「(しかしあなたのトレードは数年間トレンドに乗ることですよね?と問われ)経済的(ファンダ)に裏付けられたトレンドと、今言ったトレンドは違う」
→つまり、トレンドに乗るのでも、ファンダで乗るべきでテクニカルを否定しています
「まず逆張りすべきヒステリーを探す。そして情勢を完全に把握出来るまで逆の行動を取ってはいけない。世界は常に変化している。変化を知るんだ。変化を売買するんだ。」
→オーバーシュートでの逆張りや変化での大きなトレンドを捉えるのを推奨していますが、最天井・最大底を狙いはしないようです
「何でも(債券、先物、コモディティ、通貨、何でも)喜んで売買すべきだ。柔軟性を持って機敏に何でも売買しなければだめだ」
「金持ちの罫線屋(=チャーチスト・テクニカル派)には会った事がない。勿論チャートのサービスをして金儲けをしている連中を除いてね」
「(じゃあチャートは見ないのかと問われ)毎週見てるよ。何が起こっているのか知るために使っている。チャートを見る事によって世界中で何が起きているのか随分学んでいる。しかし過去を見て何が起こったかの事実を知るだけだ。これから何が起こるかは分からない。転換点?そんなものは分からないし、知りたくもない」

→完全にテクニカル否定論者です

※ここで書かれている事は、『投資で一番大切な20の教え』で書かれている事と同じであり、その感想で塩漬けマンが発した警告と全く同じ事を著者はジム・ロジャースの投資についての最後のまとめで警告しています。
【未熟な者がここで述べた方法を適用しようと努力しても、資金的な破滅に通じる可能性がある】
自分が正しいと思って取ったポジションが間違った市場によって巨額の損失を生んでも耐える鋼鉄の心臓と資金力と時間がなければならず、市場でなく自分が間違っていた場合は終わりだからです。
【含み損でも自分を信じて耐える人は、それに伴うリスクを十分に把握できるトレーダーのみが応用すべき事を忠告しておく】


※次に登場するマーク・ワインスタインはテクニカル派で、ジム・ロジャースと対極の投資法で理解不能な勝率(99%以上)を上げているトレーダーであり、彼の存在そのものがジム・ロジャースの主張が間違っている事を証明しています







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2017-01-08 11:56 | カテゴリ:勉強や投資情報
※随時更新
※いつでも見れるように右の「お役立ち情報」にリンクを入れておきます

青色:投資系
赤色:投機系
緑色:結果

1月12日1:00 トランプ、大統領選挙後初の会見
やらかしはしなかったが、インフラ投資・減税について言及なしで開始早々失望売りで円高・先物暴落
ロシア諜報機関問題の報道についてメディア批判を繰り返しさらに失望もダウは+100ドル、ナスダック史上最高値更新で引け、日経は円高進行(116円後半→114円前半)を嫌気して-229円


1月13日13:00 任天堂スイッチ生放送プレゼンテーション
11日+3%→12日+0.21%(日経-229円にしては強かった)→13日-2%も13:00に向けて期待で上がり、結局出尽くしで-5.7%(-1450円)

1月17日夜 メイ英首相EU離脱の基本方針を示す演説
演説前数日ハードブリグジット懸念で軟調展開→演説前ナイトで円高1.5円進んで先物暴落→演説で円安先物全戻し

1月20日 米大統領就任式
→即TPP脱退?
→春までにレパトリ減税実施?
→→大きなドル高円安要因(2005年実施時は期間中20円ドル高円安)
→100兆円インフラ投資は財政規律を重視する共和党の抵抗でどこまで実現できるか
演説までガンガン円安先物ダウ上げて、演説始まってすぐに暴落、演説終わって急騰、乱高下して結局円高先物↓ダウ↑
→就任後即TPP脱退、NAFTA再交渉、オバマケア廃止署名


1月28日 中国春節(休みは1月27日~2月2日の7日間)
インバウンド・特に民泊関連が春節に向けて上がる傾向
ただし、中国が輸入品に関税等の対応でインバウンドは縮小傾向か?
1/16民泊関連動意
→その後民泊関連動くことなく、撃沈

1月31日 ili発表会
→フュートレックこの日は最初上がるも結局撃沈。翌日も下げて結局材料出尽くし系となるも、業績がいいので決算期待か大崩れせず、売り方は天井で売れてないとどうなるか分からない展開

2月10日 日米首脳会談
→トランプがかつてない歓待をして日本の要求全部通るパーフェクトな結果
→日経+120円で始まって弱くなったり強くなったりで+80円引け


2月14日 東芝のれん減損額発表
→WH内部統制不備発覚で決算延期を発表、東芝乱高下
東芝、赤字4999億円=原発損失7125億円-正式決算は延期・4~12月

2月15日 「LINE アキンド星のリトル・ペソ」 記者発表会開催
※イマジニアがLINEゲーム発表後大相場になっている

3月3日 任天堂Switch発売日

3月 オランダ総選挙
多数の中道政党
VS
極右政党:自由党 ウィルダース党首

春 任天堂・DeNA どうぶつの森(ソシャゲ)春発売予定

3月 任天堂スイッチ発売日(3月17日予定?)

3月末 英国の欧州連合(EU)離脱の通告期限

4月末 米ハネムーン期間終了

4月~5月 フランス大統領選挙
与党:社会党 オランド大統領orマクロン前経済産業デジタル相
VS
野党:共和党 サルコジ前大統領orジュペ元首相
VS
極右政党:国民戦線 ルペン党首→EU離脱?
6月 フランス国民議会選挙

8月中旬 外国人のサマーバケーション
外国人が夏休みに入るので新興崩れる傾向がある

9月 ドイツ連邦議会選挙
保守系与党連合:キリスト教民主・社会同盟 メルケル首相
VS
極右政党:ドイツのための選択肢

10月上旬 ノーベル賞発表
毎年上がる関連銘柄(文教堂やバイオ銘柄等)は9月中旬から上がり出す傾向があるので市況を見て仕込む

12月末 節税売り
直近賑わったマネゲ銘柄はJCした人の節税売りが激しい傾向
権利付最終売買日よりも数日前に来ることもあるので市況をよく確認

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2017-01-01 16:40 | カテゴリ:勉強や投資情報
新年明けましておめでとうございますm(*_ _)m
今年も宜しく致します。

さて、元旦なので塩漬けマンからのお年玉です。
市場参加者が気になっている事をデータを取って検証してみたので公開しようと思います。

みなさん以下のような事気になっていますよね。
・寄付前外資系注文動向ってあてになるの?
・寄付前外資系注文動向と毎週木曜日に発表される投資主体別売買動向の海外投資家は相関関係ある?
・海外投資家が買い越した週って日経上がるの?
・日銀がETF買いを行った日の後場は本当に日経が上がるの?


これをデータを取って検証してみました。

~用語説明と塩漬けマンの調査前の見解~
●寄付前外資系注文動向●
内容:国内機関投資家への情報サービスの一環として、外資系証券会社が朝の寄り前に、注文を集計して発表しているデータ
見解:以下の理由で全くあてにならないデータ
・公式でなくあくまで善意によるサービス
・それだけに適当なデータを提出してもよい
・かつて10社の外資系証券会社が協力していたが今は5社
・今はアルゴやシステムトレードが隆盛しており現地時間で深夜でも、寄付き以外の場中注文が多い
・国内証券会社経由の外国人の注文が集計されていない
・外資系証券会社経由の日本人の注文も集計されている
・価格が離れた指値注文は注文が入っていても執行されない

●投資主体別売買動向●
内容:東証が発表している投資主体別の正式なデータで、その中に海外投資家の項目がある
見解:あてになるデータ
●日銀ETF買い●
内容:日銀が金融緩和政策の一環として、ある一定の条件(公開されていないがTOPIXが前引で-0.2%以下説が有力)の日に後場から(後場と決まっている訳ではないが後場の模様)ETFを購入する
見解:日銀がETFを購入する日の後場は日経平均が上がると多くの投資家(専門家や有名投資家含む)が言っているが、以下の理由によりそんな事はない
・日銀(から委託された信託銀行)は証券会社が前もって組成しているETFを買うだけなので、日銀ETF買いのあった日の後場に日経平均が上がる要素なし
・ただし、証券会社がETF組成時に先物をヘッジ売りしていた場合はその買い戻し分だけ先物に上昇圧力がかかる
・証券会社がいつ、どのようにETFを組成しているかは不明。市場からETF組成のための現物株を調達しているとは限らない
・勿論ETFを通じて現物株が大量に日銀に保有されるので中長期的に日経平均を押し上げる効果(というか下げない効果)は大きい

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

↓こんな感じでエクセルで2016年の1年分のデータをネットで拾い集めてちょちょいと集計
※大納会と最終週のデータまだ入れてないバージョンですが、誤差でしょう
日経平均外部環境調査
↓調査結果
・寄付前外資系注文動向で外人が買い越してたら日経上がって、売り越してたら日経下がる?
前場そうなった日    :143日(58%)
前場そうならなかった日:101日(42%)
【見解】
なんと・・・意味がないデータだと侮っていたのに、58%そうなっていたとは・・・8%のエッジ(優位性)は結構凄い・・・
そう思って、以下のように日経を売買したら、1年間でどのぐらい抜けるか計算しました。
外資系が買い越した日の寄りで日経を買って、前引で売った場合 日経平均で4930.5円分
外資系が売り越した日の寄りで日経を売って、前引で買い戻した場合 日経平均で6421.97円分

すげ~~~!!!!1年で約11351円分も日経平均の利幅ゲットって・・・まじすげぇえええええええ

↓※1/3訂正※
外資系が買い越した日の寄りで日経を買って、前引で売った場合 日経平均で1691円分
外資系が売り越した日の寄りで日経を売って、前引で買い戻した場合 日経平均で2389円分

1年で約4080円分の日経平均の利幅ゲットって・・・少し使えるか?!
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尚、2016年は日経平均19000円ぐらいで始まって19000円ぐらいで終っているので、日経買っても売ってもガチホしてたら損益ほぼ0です。
高低差も4500円ぐらいなので、頑張って天井で売って、大底で買い戻し&ドテン買いして、天井で売るという絶対不可能な奇跡のナイトレをした場合9000円抜けている事になります。

後場(1日)そうなった日    :132日(54%)
後場(1日)そうならなかった日:112日(46%)
【見解】
ん~54%か~・・・微妙。ほぼ相関性はないという事でいいのではないでしょうか。やはり1日通すと影響は薄れますよね。

・寄付前外資系注文動向で外人が買い越してたら投資主体別売買動向の海外投資家も買い越しで、売り越してたら投資主体別売買動向の海外投資家も売り越してるという結果になる?
そうなった週    :30週(58%)
そうならなかった週:21週(42%)
【見解】
これを調べたのは、正式なデータであてになる、投資主体別売買動向が木曜日に前週の情報が発表されるため、4日間のタイムラグは致命的なので、毎朝その日の情況が報告される寄付前外資系注文動向からより早く海外投資家の動向を掴めるか確かめたかったからです。
しかし、分母が少なすぎるので当てになるデータにはならなかったような気がしますが、まぁ気持ち程度は相関関係があるのかなって感じでした。

・投資主体別売買動向の海外投資家が買い越していたら日経平均が上がって、売り越していたら日経平均が下がるか?
そうなった週    :38週(74%)
そうならなかった週:13週(26%)
【見解】
要は、「日本市場は海外投資家の影響を受けやすい」「日本市場は外資次第」と言われているのが本当か確かめたかったのですが、これは見事にそういう結果になりました。
外資の動向把握が日本市場で勝つためには大事な事です。

・日銀がETFを購入した日の後場は日経平均が上がるか?
そうなった日    :47日(52%)
そうならなかった日:42日(48%)
【見解】
やっぱりな~。なんかツイッターとか見てても、前場下がってる日で、後場日経上がり始めたら「日銀きたぁー!!!」とか言ってるの聞きますが、日銀がいくらETFを買っても、その日の日経平均に与える影響ないですから!データで証明されました。
どうして専門家含めてほとんどの投資家が【日銀がETFを買う=その日の後場日経に上昇圧力がかかる】と勘違いしているのでしょう。
前述のように、ETFを組成した証券会社が先物をヘッジ売りしてたらその返済買いの時に先物に上昇圧力は掛かりますが、その程度の話です。
尚、一応日銀ETF買いの日の後場に日経を買って、大引けで売った場合にどのぐらい抜けるか計算したら、1年でたったの日経平均で473円分でした。

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という事でデータを集計して検証するって大事ですね。
テクニカルの人は個別銘柄でもあらゆるデータを収集・検証してエッジ(優位性)を見つけているのでしょうね。
分母が十分大きくて60%とかのエッジを見出せたなら、それは大きいと思います。
普通の人が一般的に使っているようなテクニカル(チャートとか)はオカルト(当たった時と外れた時の統計をちゃんと取ったら50%にしかならない)だと思いますが、それを超えて独自の考えでエッジを見つける研究をしているテクニカルは素晴らしいと思います。

尚、今回のデータを収集・集計するのに要した時間は1時間ぐらいでした。
ネットでデータ探してコピペして、関数で抽出して、関数でちょちょいと集計しました。
※投資主体別売買動向は一週間毎なので手動で入力したので別途30分ぐらい掛かりました
インターネットエクセルって凄いですね。
情報化社会万歳です。

※三日にも追加修正記事書いてるのでコチラもどうぞ

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