2018-03-04 09:52 | カテゴリ:勉強や投資情報
IGポートがNetflixで独占配信する『B:The Beginning』というアニメが始まりました。
まぁ始まったと言っても、12話一挙配信みたいですが。

ちなみに、このアニメは2017年から作られており、IGポートをマネゲ化させている以下の包括的業務提携前の作品です。
Netflix 社との包括的業務提携に関するお知らせ

上記のIRでIGポートは人気化していますが、上記の包括的業務提携で儲かるのか考えてみました。
ようは投機(マネゲ)か投資か考えてみたって事です。

まず今までのIGポートですが、以下の四つの部門があります。
①映像制作事業・・・アニメ制作:売上の過半を占めるが、大抵赤字
②出版事業・・・漫画出版:昔は儲かってなかったが最近は利益になっている
③版権事業・・・アニメ版権:円盤の販売で利益的に稼ぎ頭
④その他事業・・・その他の事業

要は①の赤字を②~④で埋める構図です。
③はアニメの製作委員会の一員になる(出資する)事で版権を得て、円盤の売上の利益が配分されます。
つまりIGポートが儲けるには、いかに円盤の売れるアニメの製作委員会になるかが大事でした。

IGポートが過去製作委員会になって一番成功したのは『進撃の巨人』です。
↓これぐらい売れました
進撃円盤

これは凄い数字で、同じくIGポートが製作委員会になっていて、相当面白くて話題になったアニメの『サイコパス』の売上枚数がこの程度です。
サイコパス円盤

ちなみに、塩漬け的アニメランキング(2015春アニメまで)では
進撃の巨人 28位
PSYCHO-PASS 4位
です。

という事は、もう『進撃の巨人』程儲かる作品は中々生み出せないでしょうから、IGポートの③の利益の上限はほぼ見えていたのです。
その時の決算がこちらです。
平成26年5月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
IPポート26年度決算③
↓実際、この時の2014年は過去最高利益を出しています。
IPポート決算推移
※今年までのIGポートの決算を見る時は売上は見てはいけません。なぜなら、翌2015年過去最高売上を達成しているのは、売上の大半を占める①映像制作事業で増えているのですが、勿論赤字で足を引っ張っています。尚、2015年に減益となっているのは『進撃の巨人』の円盤売上がピークアウトしたからです。

ですので、塩漬けマンはIGポートは常に空売りで取る銘柄というイメージでした。

しかし今までの製作委員会方式と違う新しいアニメ制作システムであるネットフリックス方式の登場によって少し状況に変化が現れました。

■製作委員会方式・・・権利関係各所がアニメ制作費を出資し、それぞれの会社の得意分野で役割分担及びビジネスを展開。円盤の売上等の収益を配分する
→制作会社は一切儲からないどころか、IGポートの①映像制作事業のように赤字で苦しむ

■ネットフリックス方式・・・Netflixが製作費を出資する代わりに独占配信を行う。しかもNetflixが出資する製作費は製作委員会方式の2倍とも。制作会社はアニメを受託生産するだけでなく、配信料は売上に応じてインセンティブ収入もある可能性がある
※Netflixが製作費を出して独占配信するNetflixオリジナルアニメの事。普通に作ったアニメをNetflixで配信するのは勿論該当しない。
※製作費2倍のソースは→ネットフリックスは、アニメ制作を根底から変えようとしている
※インセンティブがあるかもしれないソースは↓で、Netflixの質問に対する回答で「サブライセンスで、売れたら売れただけ帰ってくるシステム」と言っているから
Netflixのアニメ予算が相場の10倍というのは間違い――IGポート 2017年株主総会の内容まとめ
→配信業者と制作会社がダイレクトに繋がり中間搾取がなくなる
→ただし、メディアミクス展開や宣伝等がなくなるので実力勝負となる
→しかし制作会社は自由にビジネス展開出来るのでIGポートのように総合的にやっている会社のメリットが高い(自社で漫画展開、グッズ販売等が出来るから)
→基本的にオリジナルアニメ(原作なし)となると思われるので、時間と経費が掛かる
→今までアニメにおける収益源だった円盤発売が出来なくなるか時間が掛かる ※契約次第か?

上記を踏まえて、今回NetflixとIGポート、ボンズが包括的業務提携を結んだという事は、上記以外のプラスαがあるのだと思います。
それが何なのかは分かりません。
そして注意しなければいけないのは、投機家はすぐにプラスαを勝手にいいように解釈して妄想を膨らませてしまうという事です。
しかも自分で勝手に妄想するだけならまだしも、買い煽りに使う人までいます。
何より、プラスαによって業績が落ちる可能性もあります。

例えば、IRに「Netflixと共同制作」とありますから、上記のネットフリックス方式ではNetflixだけが支払っていた制作費を、IGポートも負担するのかもしれません。
勿論、リスクを負っているので、インセンティブ収入等、利益配分を増やしていると思います。
すると、受託生産だと儲からなけど黒字で安定的に利益になっていたのに、一変、アニメが売れないと赤字のリスクが出てきます。
※ソシャゲ製作会社で、今まで受託で安定的に稼いできたのに、投機家がマネゲで株価を上げるためにレベニューしろしろうるさいから、仕方なくリスクを取ってレベニューにして業績が悪化した的な・・・
※Netflixが全世界 190 カ国に配信をするから売れる(儲かる)はずだという考えは間違いです。Netflixは今までも数多くのアニメを全世界配信しており、その事によって人気が出た作品はなく、その中にはIGポートの作ったアニメも当然含まれていて、IGポートは今の業績(=織り込み済み)ですから。

あるいは、Netflixがアニメに力を入れているので、優先的にNetflixの仕事をやってもらう代わりに製作費を多く出す程度の契約かもしれません。
契約内容が分からない以上、上記包括的業務提携でアニメが作られた後のIGポートの決算に注目するか、株主総会や会社IRに質問して上手く聞きだすしかないです。

ただ一つ言える事は、ネットフリックス方式でアニメを独占配信すると、今までIGポートの稼ぎかしらであった③版権事業による円盤売上・利益が、そのアニメについてはなくなる可能性があるという事です。
その減る利益と増える利益のどちらが多いか要注意です。
ただし、アニメネット配信の市場規模は増え続けており、製作委員会の中間搾取がなくなる恩恵を受けれる事を勘案すると、アニメ制作会社の収益は普通に考えて上がるはずです。
つまり、IGポートのお荷物だった①映像制作事業がどれだけ収益化出来るかが今後の決算を見る上でのポイントとなります。

そして、結局はどんなに素晴らしい契約を結んでも、アニメが流行らなければ意味がないです。
さて、今日の本題の『B:The Beginning』についてです。

シリアルキラーとそれを追う警察と謎の組織と謎の少年の異能バトル系です。

まず作画が素晴らしいです。映画級です。
通常のアニメは放送しながら作っていくので、納期との闘いで、納期に間に合わなくなって万策尽きると総集編とかいうのを入れてきます。
そして納期がどんどん厳しくなる後半に物語が進むにつれて作画崩壊が頻繁に起きるようになります。
Netflixはアニメが完成してからの一括配信みたいなので、納期に縛られる事無く(まぁ納期はあるでしょうが、遅れても配信を延期すればいいだけ)完成度の高い作画となるようです。
脚本もいいです。キャラデザもいいし、悪い所がないアニメです。
塩漬けマン基準で行くと、視聴確定アニメです。

塩漬け的今季アニメランキングに入れると、今の所、以下の感じです。
1位 ダーリン・イン・ザ・フランキス ※圧倒的一位
2位 牙狼<GARO> -VANISHING LINE-
3位 博多豚骨ラーメンズ
4位 B:The Beginning ←ここ
5位 刻刻
6位 ヴァイオレット・エヴァーガーデン
7位 ラーメン大好き小泉さん
※一般的には『ゆるキャン△』や『りゅうおうのお仕事』が人気のようです。
人気アニメになるとこういう現象が起きます。
『ゆるキャン△』しまりんが乗ってるバイク「ビーノ(しまりんカラー)」が完売!! ゆるキャンはバイク業界の救世主だったか

塩漬けマン好みの作品で、かなり面白いと思うのですが、人気が出るかは別問題です。
Netflixやってないので、それをやれば人気動画かどうかはすぐ分かるかもしれません。
Youtubeで比較してみると、例えば『ダーリン・イン・ザ・フランキス』の動画は切り取ったのとかまとめとか、無数に上がっており、視聴回数も一番多いのでエンディング57万回、↓こんなのですら、なんと脅威の52万回です。


一方の『B:The Beginning』はなぜか1話が丸々上がっていましたが、視聴回数はたったの224回・・・ただ、40秒PVが11万回、Netflixの広告動画?は1万超えが結構ありました。

とりあえず『B:The Beginning』の利益が乗ってくる今四半期の決算は要チェックですが、数多く作っているアニメの中の一つでしかないので、大ヒットでもしない限り、差は出てこないと思います。
またいきなり全作品をネットフリックス方式で作るわけではないので、年1作品とかなら、結局進撃の巨人級まではいかなくても、サイコパスや魔法使いの嫁級のヒット作を作らないと、業績は目に見えて上がらないと思います。
『B:The Beginning』は好みの違いですが、『魔法使いの嫁』よりかは面白いし流行ると思うのですが・・・『魔法使いの嫁』は海外で人気のようです。

後は、ヒット作が出来たとしても、今の製作委員会方式で製作委員になるのと、ネットフリックス方式で配信するのと、どっちが儲かるのか(=円盤と配信料のどっちが儲かるのか)の比較となります。
『B:The Beginning』の円盤がすぐに発売されるようだと、ネットフリックス方式でも円盤発売するパターンがあるかもですが、その場合のインセンティブがどうなるのかとかが気になります。

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