2015-12-27 00:22 | カテゴリ:所見日記
ブロックチェーンが「革命」と言われても、ピーンっと来ない人のために再度説明しようと思います。

ITに詳しい人にはブロックチェーンとは「純粋なP2Pネットワークを利用したデータベース」って一言で全て理解してもらえるのですが、今回はなるべくITに詳しくない人にも分かるように説明します。

ブロックチェーンは複数台の端末(PCでもサーバでもスマフォでもいい)を利用してデータを保管しておいて参照・更新等出来る仕組みです。
※1台でもいいんですけど、それだと意味がない

ブロックチェーンを使っているビットコインでは、誰が何ビットコイン持っているか等の元帳管理に利用されています。

あれ?そんなの、例えば銀行の元帳管理システムでは、今までブロックチェーンなんて使ってなかったよね?
どうして今更ブロックチェーンなんて使わないといけないの?


上記の疑問に対して、以下ブロックチェーンのメリットを基に説明していきます。

■■■4つのメリット■■■

■高セキュリティ
既存のシステムではサーバ上にデータを保管しています。
つまりサーバがハッカーによってクラッキングされたらアウトで、そうされないために、莫大なセキュリティ対策費用を掛けて、サーバを守っています。
一方のブロックチェーンでは例えウィザード級のハッカーをもってしても、データを改ざんする事は出来ません
どうして出来ないのか、説明すると技術的な話になってしまうので、以下の事実で納得して下さい。

「ビットコインが誕生して7年、インターネット環境というハッキング天国の環境に晒されていながら、沢山のウィザード級のハッカーがクラッキングを仕掛けても、誰一人データ改ざんに成功しなかった」

※技術的な説明で納得したい人は自分でP2Pで検索して調べてください

■高可用性
システム、特にお金を扱うシステムで大事なのは、可用性(システムなどが使用できる状態を維持し続ける能力)です。
東日本大震災の時に募金が集中してみずほ銀行のシステムが障害で止まって、大変な騒ぎになったのは記憶に新しいです。
万全を期して作った大手銀行システムですら、予想外の事態で止まってしまいます。
一方のブロックチェーンではどのような事態が起きても止まる事はありません。
どうして止まらないのか、説明すると技術的な話になってしまうので、以下の事実で納得して下さい。

「ビットコインが誕生して7年、1秒も止まった事がない」

※技術的な説明で納得したい人は自分でP2Pで検索して調べてください

■管理しなくていい
既存システムでは、サーバの管理をする人が必須です。
それどころか、ネットワーク管理等、沢山の専門的な知識を持った運用管理要員が必要となります。
一方のブロックチェーンでは管理者は必要ありません。
どうして必要ないのか、説明すると技術的な話になってしまうので、以下の事実で納得して下さい。

「ビットコインは誕生して以来、誰も管理しておらず、自立的にインターネット上に存在し続けている」

※技術的な説明で納得したい人は自分でP2Pで検索して調べてください

■安い
上記3つを実現するために、既存システムでは恐ろしい程のコストが掛かっています。セキュリティ対策費用が高いのはITに詳しくない人でも想像出来るでしょうが、可用性については、例えば銀行では、以下のような対策をして、担保しています。
・サーバの電源・LANケーブル・HDD等、ほとんどの部品が冗長化(2つあってどっちか壊れた時自動で切り替わる等)されており、そのようなサーバは高価
・ブレードサーバのようにハードの故障に強いサーバを使っている
・本番機の他に予備機が用意されており、本番機に自動復旧不可能な障害(ソフト・ハードともに)が発生した場合、自動で予備機に切り替わるが、この仕組み(クラスタという)のソフトが高価な上、予備機の費用も掛かる
・地震等、データセンター毎逝っちゃう災害対策として、遠隔地に、本番と同等の環境が用意されており、本番と同等のハード・ソフトの費用が掛かっている。

上記のように複雑化したネットワーク、システムを運用するために、高スキルの技術者を沢山雇う必要があり、人件費が莫大掛かっています。

ブロックチェーンではこれらが丸々必要ないので安いです。
ここは技術的に説明しておきますが、ブロックチェーンではデータを保存するのはサーバでも、その辺に転がっているPCでもなんでもいいのです。
なので会社なら沢山のPCがあると思いますが、それらから、スペックの良いPCを適当に数台見繕って、ブロックチェーンのソフトを入れて、P2Pネットワークを構築すればいいだけなので、安く上がるのです。

ブロックチェーンのP2Pネットワークを構築するPC(サーバでもスマフォでもいいですけど)の数は1台~何台でもいいのですが、参加させる端末が多ければ多いほど、セキュリティ、可用性が上がるのは言うまでもありません。
※その代わり参加させる端末が多ければ処理速度が落ちるかもですけどね。

具体的にどのぐらい安くなるかですけど、例えば銀行のシステムでは、数十億円(運用管理費月数千万円)掛かるシステムが数百万円(運用管理費月数万円)で構築出来るレベルで安いのです。

なので、インフォテリアはテックビューロと提携した時のIRで「銀行のシステム開発費用を1/10に出来る」と豪語しているのです。

■■■■■■■■■

ここまで書けば、ドイツ銀行が「ブロックチェーンは新たな産業を生み出し、既存インフラを破壊する可能性がある」とまで言ったのも、決してオーバーな事ではないと分かると思います。

次にブロックチェーンの種類ですけど、2種類あります。

■プライベートブロックチェーン(テックビューロが提供しているのはこちら)
ブロックチェーンを社内LAN等のプライベートネットワーク環境で構築します。
主に企業がシステム構築に使います。
ブロックチェーンに使用するPCの規格統一や高性能化、またネットワークの高速化が可能で、それらにより、ブロックチェーンが高い処理能力を有します。
例:1日に300万件トランザクションというレベル

■パブリックブロックチェーン(Orbが提供しているのはこちら)
ブロックチェーンをインターネット上の個人の端末で構築します。
ブロックチェーンに使用する端末(PCとは限らない。スマフォだったり、何でもありで、性能もマチマチ)が統一されておらず、ネットワーク環境もまちまちなので、それにより、ブロックチェーンの処理能力が低いです。
例:1秒間に5件トランザクションというレベル

まず確実に儲かるのはプライベートです。
パブリックについては、そのメリットを活かせるアイデア次第で無限の可能性があるとは思いますが・・・

そのメリットとは・・・実はパブリックには上記で挙げた4つのメリット以外に、革命的なメリットがあります。
これは本当に革命が起きるレベルの話です。

■パブリックブロックチェーンはどのような権力を以ってしても潰す事が出来ない
そもそもビットコインがブロックチェーンを使わず、既存のクライアントサーバーシステムで構築されていたらどうなっていたか。
とっくに国家権力によって潰されています。
システムを作った人やそのサーバを管理している人は牢屋にぶち込まれています(罪状は何でもいい)。
※日本においてさえ、P2Pのファイル共有ソフトWinnyを作った人は逮捕されました(無罪になりましたけど)
ビットコインがブロックチェーンで構築されているから、例え、アメリカ・中国・日本・ロシア・EUが手を組んでも、ついでに北朝鮮が手を組んでも、潰す事が出来ず、出来ることと言えば、「闇資金のマネーロンダリングに利用されている」「マウントゴックス社破綻のように危険な通貨」「投機目的のいかがわしい通貨」と子供の苛めのように、悪口を言いふらす事しか出来ない、惨めな状況となっているのです。
※ビットコインを潰すには全世界の国がビットコインの使用を法律で禁止して、厳しく取り締まるか、全世界でインターネットの使用を止めるしかなく、現実的に不可能

そしてこのような仮想通貨は、将来的には、各国の中央銀行の存在価値までなくしてしまうかもしれません。
日本銀行やアメリカの連邦準備制度の存在価値がなくなり、機軸通貨であるドルの地位を脅かす・・・これが革命と言われる所以です。

さらに、仮想通貨はブロックチェーンを利用した一つの例に過ぎません。
アイデアや発想次第で、まだまだ無限の可能性があり、それがどんなに国家権力に取って都合の悪い事でも、パブリックブロックチェーンなら潰す事は出来ないのです。

以上となります。
これでブロックチェーンの材料の大きさが分かってもらえたと思います。

なので、塩漬けマンはテックビューロと業務提携したインフォテリアさくら何も考えずに「材料即買」でフィンテック祭りの初動に乗れたのです。
そして材料を過信しすぎて、終わった祭りにJCして、利益をふっとばしましたとさ(´・ω・`)しょぼーん

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