2016-04-23 09:20 | カテゴリ:勉強や投資情報
最近アルゴが市場を賑わせていますよね。
政府がHFT規制に乗り出すとか、TWAPで日経爆上げとか・・・

アルゴって言葉が広いので、正確に把握出来ていない人も多いと思います。
今日は塩漬け流でまとめます。
独断と偏見ですので、都市伝説程度で読み流して下さい(´・ω・`)しょぼーん
アルゴリズムは大別すると以下の三つと思います。

1.機関が使う自動注文アルゴ

これは投資銀行や証券会社等が顧客から大量の注文(トヨタ2億円分買ってくれとか)を裁くさいに、勿論一気に買ったら、買い上がってしまうので、少しづつ注文するのですが、人間がやってたら面倒くさいので、コンピュータに自動で買わせるアルゴリズムです。
この際、「10秒おきに1000株買い」とかだと、目ざといトレーダーや他のアルゴに大量に買おうとしている事がバレてしまい、フロントランニング(先回り買い)されて、高値で買わされてしまうため、「ランダム秒おきにランダム株数買い」みたいに、バレないアルゴリズムとするのが普通です。
※このアルゴは良いとか悪いでなく、ただの便利ツールってイメージです。

ただし、今騒がれているこないだ日経先物に登場したTWAPは敢えて、等間隔で同数の買い(売り)注文を連続して出すアルゴリズムです。
このアルゴリズムは結構よく見かけるので普段なら話題にもならないのですが、今回話題になっているのは、かなり長い時間注文を出し続けて、総注文数も突出して目立っていたからだと思います。

そしてそれを察知したらもはや空売りという選択肢は捨てなければいけませんでした。
なぜなら今回のTWAPアルゴの言いたかった事を塩漬けマンが独断と偏見で代弁すると↓こういう事です。

「俺様がTWAP様だ!こんなに分かりやすく買い上げてやってんだぜ。逆らう売り方はいるのか?逆らってもいいけどよ~、今回は本気だからな。とことん日経上げまくってやるからなっ!俺様に逆らおうって売り方は踏み上げまくってやるぜ!!死を覚悟しておけ!!え?こんなに分かりやすく買ってると、フロントランニングされる?どうぞどうぞお先に買ってください。だってまだまだまだまだガンガンガンガン日経上げるから、安くコソコソ買う必要ないも~~~ん。この注文総数から分かるように、俺は相当大物だぜっ!売り方はギブアップして味方になれ、雑魚どもは俺の買いについてこい!」

その後は震災で1日だけ暴落しものの、すぐに鬼の強さとなった日経には、やはりこのTWAPをやった大物とそれに追随しようとする短期筋の買いがあったものと思われます。

※このTWAP注文はニューエッジ(違ってたらすいません)から出されていたようですが、ニューエッジは注文を代行しているだけで、注文を出した正体が何者なのかは分かりません。

2.HFT業者が使う流動性確保するアルゴリズム

HFT業者とは高性能サーバ、高速ネットワーク、コロケーションサービス等を使い、ナノ秒で素早く注文を出したり取り消したりし、次々と数ティック利幅を抜いていくコソ泥です。
彼らが許容される理由は流動性の確保にあります。
HFT業者がいるから板が厚くなって、我々は売買したい株を売買したい時に売買出来るのです。
出来高も増えるので東証も儲かってウハウハです。
※なので東証はHFT業者を優遇している
数ティック抜かれるのは、流動性を確保してくれている手数料と見る事も出来ます。
そして中長期の投資家は数ティック抜かれる事なんて気にもとめません。
逆に短期投機家・・・特に1ティックに命を懸けているスキャルパーに取っては天敵です。
※中長期の投資家も1ティックでも高く買うのはいやだ!って人いるかもしれませんが、東証の出来高の50%はHFT業者の注文ですから、もはやHFT業者なしでは東証は成り立たない(流動性がなくて、大型株しか売買出来ない状態になる)かもしれませんよ。

実際どうやって利幅を抜いているかというと、大口の注文を察知するアルゴリズムがあったり、得意の高速取引で、人間の買い注文が約定する前に素早く自分の売り注文を取り消して、高い値段で出したり、様々な手段を使ってフロントランニングしているのでしょう。

3.HFT業者が使う仕手アルゴリズム

流動性を確保するアルゴリズムは、まだメリットがあったじゃないですか。
こっちは凶悪ですよ!
例えば、空売りを貯めて踏みあげたり、買い上げてJCした来た人間に売りつけて逃げたり、株を集めるために売り崩したり(所謂振るい落とし)、要するに昔から人間の仕手がやっていたような事を、アルゴリズムがやるのです。
不意にでた糞材料(人間の仕手は仕込めていない=不在)で、とても普通は仕手化しない銘柄(益々人間の仕手は入っていない)なのに大相場になった銘柄って大抵こいつが犯人だと思います。
※こいつらが火をつけるから人間も集まってきて、アルゴと大口とイナゴやスキャ勢が入り乱れて大相場になる
※マネパとか
こいつらも高頻度取引をするので、見板出しまくって、板が厚いとみせかけて、人間が成行注文でもしようとしたら、パっと板を消して、結果人間はかなり高い所で買わされる事になります。
マネゲ銘柄で約定株数少ないのに、板が厚かったはずなのに、株価がビュンビュン上にも下にも飛ぶのはこいつらのせいだと思います。
※2のアルゴも当然参入しているので、上記の事象は2のアルゴのせいかもしれません。

しかしながら3を利用すれば爆益を出すことが出来ます。
アルゴが集めて大相場にしようとしているのを察知したら、素直に追随して買って、後はアルゴが天高く株価を舞い上げてくれるので、天井を見計らって、アルゴが売り抜ける前に売ればいいのです。

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恐るべき事に、日本には一切のHFTやアルゴの規制がないそうです。
その事実に愕然としました。

とりあえずアルゴにも人間と同じ規制を掛けてほしいです。
見板禁止、買い上がり禁止、売り崩し禁止
これだけでいいのです。
でもそしたら2・3のアルゴは日本からいなくなっちゃいますね(´・ω・`)しょぼーん

以上、塩漬けマンの独断と偏見ですので、信じるか信じないかは貴方次第です(´・ω・`)しょぼーん

ちなみに、HFTとは?アルゴとは?流動性とは?っていうのをちゃんと知りたい人は前書いた以下の記事を読めば大体分かりますよ。
『ウォール街のアルゴリズム戦争』第一章「孤高の天才ハッカー」

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