2016-12-23 16:19 | カテゴリ:勉強や投資情報
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『マーケットの魔術師』の感想の続きです。
株式編は面白くてためになるので、一人ずつ掘り下げています。
↓前記事はコチラ
『マーケットの魔術師』感想 「先物と通貨」その1
『マーケットの魔術師』感想 「先物と通貨」その2
『マーケットの魔術師』感想 「株式トレーダー」マイケル・スタインハルト
『マーケットの魔術師』感想 「株式トレーダー」ウィリアム・オニール

デビット・ライアン

▼経歴▼
1982年 大学卒業後、尊敬する前述のオニールの会社に就職
1983年~84年 83年半ばまでは元手を2.5倍にするが84年までに元本割れをする悪い成績となる
1986年 オニールの会社で最年少のバイスプレジデントとなりオニールの片腕となる
1985年 全米投資選手権株式部門で161%のリターンで優勝
1986年 同大会で160%のリターンで準優勝
1987年 同大会で3桁リターンで優勝。3年間でのリターン通算は1379%

子供時代から株式に興味があり、13歳でキャンディーメーカーの株を買い、その株が上がるように友達にその会社のキャンディーを買わせていた。
オニールの信望者であり、雑用でも無給でもいいからと言って彼の会社に就職した。
株は宝探しであり、最高のゲームで、これで給料が貰えるなんて信じられないと考えており、株以外には贅沢や高級品等一切興味がなく、休日もチャートを見ながら宝(大出世株)探しばかりしている。

▼手法▼
※基本的には尊敬するオニールと同じ
・株式チャートを眺めテクニカルの強い銘柄を抽出する
週に4000銘柄は見ている模様
・10ドル以下の株(低位株)は除外する
理由があって低位にいるのだから、上がってきてから売買対象にすればよい
・5年間の利益成長と、前年の水準と比較した直近2四半期の利益の前年同期比に注目する。
成長の鈍化は四半期利益の前年比で分かる
例え5年間利益が増え続けても、直近2四半期の同年前期比で成長率が減っていれば、成長鈍化を見抜ける

・レラティブストリングスが最低でも80、出来れば90以上を買う
レラティブストリングスが80とは過去一年間で他の全銘柄を80%上回って上昇した事を意味する
レラティブストリングスが高い銘柄は一般的には買われ過ぎを意味するが、チャートを見て底値から買われ過ぎている銘柄は避ける事で、買われ過ぎ銘柄の天井掴みを避けている
・EPSが少なくとも80、出来れば90以上を買う
・業種別のレラティブストリングスも参照して強い業種の銘柄であることも参考にしている
・発行株式数が3000万株以下の銘柄を捜すが、出来れば500万から1000万株くらいがいい
・機関投資家が所有している事が望ましい。しかし多すぎるのは良くない。ミューチュアルファンドが1%~20%所有しているのが理想的なレンジ
・人々をその株に引き付ける何か新しいものが必要
・上がらなければすぐに損切をする。許容範囲は7%
・保有期間は大きく値上がりするので6カ月から1年。それほどでもないのは3カ月。値下がりしたのは2週間(勿論最大損失7%まで)
・株価目標は立てない。高値で保ち合い、下げ始めたら売る
・相場が動いていなければ指値も使うが、基本的に数ティックを得るためにチャンスを逃してはいけないので成行。急落時は特に成行で素早く損切
・新高値で買うというのも大事。誰も損していないのだから誰も売ろうと思わない。青天井だ。
新高値で天井掴みを避けたければ出来高に注目するとよい。出来高が増えていれば買いたい人が多いという事で強い。
・また新高値買い時のリスク管理として、新高値から株価が前のゾーンに戻ったら、手持ちを50%減らす
・保ち合いに入る時は出来高が細る。そして出来高が再度増加し始めると発射準備完了という事が多い
逆に言えば保ち合いで出来高が引き続き高水準なら天井が近い=多くの人がその株から逃げようとしているから
・底値を付ける時は、値下がり幅が小さくて出来高が増加する傾向
・オニールの投資法と違うのは、調査により大出世株のほとんどが当初PER30倍以下でスタートしている事が分かったため、オニールと違いPERは重要だと思っている
低PERといっても、S&P500のPERと同水準から2倍までを言う。決して市場平均と比べて低いPERの事を言っているのではない。
・また、オニールと違うのは高PERも避けるという事
勿論業種全体が高PERなら、高PERは許容される(バイオとか)
・空売りはオニールにならって消極的。下げ相場で出来る事はじっと座っている事
・PFはオニール同様、最高の銘柄に集中する集中投資

7000銘柄中、条件にヒットするのは平均70銘柄で、さらにそこから7銘柄に絞る
捜している銘柄は収益の面でも、テクニカルの面でも、市場で一番強い株
→ここまで絞っても値上がりする銘柄の比率は50%程度なので、素早い損切は必須
→いくら損切をしても毎年2・3の銘柄が2倍~3倍になるので、それで余裕でカバーできる

▼本著要点▼
「1983年~84年の失敗の理由は、下げ相場なのに積極的に相場を張った事と、上がりきった株を買った事。つまり、底値から15%~20%も上がってしまった株を買っていた。底値からの上げが数%の株を買うべき」
→師匠のオニールの教えである、
・CANSLIMの中の「M:Market:市場」で多くの株は市場平均と同じように動くので、市場が天井を打っていないか読め
・底値から10%以上高くなったいる銘柄は買わない
という二つを破っていたために失敗したという事
→翌年から全米投資選手権株式部門で優勝・準優勝・優勝の快挙
「株式トレーダーが読んだ方がよい本は」
・『オニールの成長株発掘法』ウィリアム・オニール
・『私は株で200万ドル儲けた』ニコラス・ダーバス
・『欲望と幻想の市場』エドウィン・ルフェーブル ※ジェシー・リバモアの事が書かれている
・『孤高の相場師 リバモア流投機術』ジェシー・リバモア ※「ウォール街のグレートベア」との異名を持つ世紀の相場師
・『Super Performance Stocks』リチャード・ラブ ※大出世株について凄く研究されている
・『Profile of a Growth Stock』 ※銘柄選びの参考
・『ツバイク ウォール街を行く 株式相場必勝の方程式』マーティン・ツバイク
・『テクニカル投資の基礎講座』スタン・ウエンスタイン ※空売りついて書かれている部分が良い
・『Elliott Wave Principle』フロイト・プレッチャー ※エリオット波動分析の本
「本もよいが、相場そのものから学ぶ事の方がもっと多い。株を買ったらいつもその理由を書いておく。その他チャート等をまとめて日誌を付けている。日誌を付ける事が成功の秘訣」
→塩漬けマンも毎日ブログ書いてるけど勝てないよ(´・ω・`)ショボーン
「オニールの銘柄選択の条件を使って、買われ過ぎの銘柄は買わないこと。そして規律を守ること。しっかり規律を守ればそれだけうまくいく。噂や耳より情報に耳を傾ければ大金を失うことになるだろう」
「自分のやったひとつひとつのトレードから学ぼうとする人間は、時間とともに進歩していくだろう」
「負けている人は銘柄選択の原則を見つけていないから」

→オニールのいう規律、リチャードのいう一貫性がないから負けてるって事でしょうね。
「唯一の最も重要なアドバイスは自分のミスから学べだ。これがトレーダーとして成功する唯一の道だ」
「株は宝探しのようなもの。(週刊チャートブックを手にして)こいつのどこかに出世株があるんだ。僕はそれを探し続けるのさ」


※この人はインタビュー受けた時に若輩で経験も浅かったのでなんとなく言葉に重みがないんですよね。彼がその後どうなったのか気になります。



↓いっぱい続編出てるみたいです。例えばこれとか


↓これがいいらしいです。


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