2017-04-09 08:56 | カテゴリ:勉強や投資情報
今回は批判的な内容だし、多分に塩漬けマンの偏った見解なので、こういう時ってコメントに変な事書く人が現れるので、そうなったら、この記事は削除します。
見れた人は有名な本『ゾーン』の内容を大まかに知る事が出来るのでラッキーかもしれません。
また、この本は真面目に読んでないと記憶に残らない本ですから、一度読んだ人が復習やもう一度肝に銘じるためにこの記事を活用するのもいいかもしれません。

『ゾーン 「勝つ」相場心理学入門』のメモです。
この本を読んだ理由はよくブログで書く通り、投資(投機)では心理学が一番大事だと思っているからです。

ただ、この本、読んだ人の評価が二分しています。

結果を先に書くと、やはり心理学の本なので、「ズバリこうすれば勝てるようになるっ!」というような事は書いてないです。
心理学なので、著者は一生懸命説明しようとするのですが、【同じ事の説明を角度を変えて何度もくどいぐらいしてる】事により無駄に難解です。
334ページの本ですが、ちゃんと著者の伝えたい事を簡潔・明確に書けば、50ページぐらいで書ける内容です。

要するに、恐怖心の全くない無我の境地でマーケットが出す収益機会の情報を正しく認識出来るマーケットとシンクロした状態で、トレードを直感的に出来る状態(ミスをしないわけでも、損失を出さないわけでも、正しいわけでもなく、それらを恐れない・・・そして予想も期待もしない、ゆえに苦痛から来る恐怖もない)=【ゾーン】が大事という事で、その必要性・有効性、そして【ゾーン】に至る方法を頑張って回りくどく説明している本です。
※恐れず、直感的に・・・この心理状態が威力を発揮するのはスキャだと思います。

本著では序盤で「ファンダは論外」と一刀両断にし、「テクニカルは勉強してもゾーンに至れない」と投資心理学の面では否定しているため、それ以外の精神的なアプローチでゾーンに至る方法を頑張って説明していますが、禅問答のような感じになっており、掴みどころがないです。

本を「勉強」で読むという事は、著者と討論しながら読むという事です。
分からない事は調べて、著者の主張が正しいのか、自分の考えが間違っているのか、調査・検討しながら読みます。
決して本に書いてある事を鵜呑みにしてはいけません
塩漬けマンのような読み方をする人に取って、主観ばかりのこの本は、正しいかどうか客観的に評価出来ませんから、難敵です。

従って、本著を読む注意点として、心理学の本ですから、9割主観であるため、塩漬けマンのように客観性・論理性を求め、猜疑心が強く、批判的な人が、その感覚で読んだら、胡散臭さ、宗教臭さが先にたち、読む事に苦痛を感じます。
従ってこの本を最後まで読むためには、とりあえず客観的・論理的・批判的態度を捨てて、著者の意見を受け入れて読もうという心構えが必要になります。

後、「それ当たり前じゃん」って事を回りくどくネチネチ説明しているので、その【当たり前】に自分で気づいている人(気づける人)にとっては、その部分は意味がないですが、逆にその【当たり前】に自分で気づいていない(気づけない)人が読むと感銘を受けるので名著になります。

↓それでは概要↓
※最初、書いている事がどうにも理解出来ないので、一生懸命詳細にメモっていたのですが、なんか同じ事の繰り返しで意味ないなって気づいてから(4章から)はざっとしたまとめにしました。

第一章 成功への扉 ファンダメンタル分析か、テクニカル分析か、それとも心理分析か

テクニカル分析は「現在」と過去との比較により統計的信頼性の高い将来の株価を予測する。
ファンダメンタル分析は「こうあるべき」という株価を予想するが、現実とのギャップが発生し、超長期以外では使い物にならない。
従ってテクニカル分析の方がはるかに優れているが、実際はテクニカル分析をしても勝てない人が多い。
そこでテクニカルで勝つために必要なのが心理分析であり本書の書く内容となる。

最高のトレーダーを最も特徴づけるのは他人とは違った考え方をする事。
言葉で分かっていても真にこれを理解する事は難しい。
なぜなら、普通のトレーダーは何が「他人とは違う考え」かをそもそも分かっていないから。
つまり、他人と違った考えが大事と分かっていても、その内容を知らないのでは意味がない。

この他人と違う考えを実践するには心構えが大事。
勝者はある種の心構え(独自の姿勢)を確立し、逆境においても規律と集中力、そしてなによりも自信を維持できるので、恐怖の影響を受けず、一貫して勝者であり続ける。
※ミスの95%は恐怖心から生まれる

マーケットは中立であり、「誤ったトレードの姿勢と解釈」をするのは人間であり、それは恐怖を助長してしまう。
一貫した勝利者とその他大勢との差が「最高のトレーダーは恐れない」という点以外にあるとは思えない。
事実彼らは恐れない。
そして同時に無謀なトレードを防ぐ姿勢を確立している。

つまり、トレードに適した姿勢と信念を習得する事により微塵の恐怖もなくトレード出来る。
しかし同時に無謀になるのを防ぐ枠組みを維持する。
それこそが本書の意義である。

第二章 トレードの誘惑(そして落とし穴)

人間は生まれながらに社会構造的に制限された環境(国・法律・道徳・規律・性別・文化・宗教等)で育てられる。
トレードは人間が初めて得る「自由」であり、制約や限界がなく、規則を作るのは自分自身であり、それが最大の魅力であり、それ故に失敗を犯す。

トレードで成功する人間は、生まれて初めて手にする自由と無限の可能性の中にあって、その危険性を認識し、己を律する規則を作り、それを守り続ける規律を持つ者である。

上記を作るのを妨げるのが以下の問題である
規則を考えたくない・・・人間は制限された環境で育てられた反発心から、自らに制限を課す規則を作る事は心理的矛盾を生じ、生理的反発を覚える
責任感の欠如・・・トレードでは簡単に責任転嫁する方法があるため、完全なる選択の自由により自分で決断を下したトレードにも拘わらず、不都合な結果となった場合に自分以外に責任を転嫁してしまう
ランダムな報酬にのめり込む・・・常に勝ち続けるよりも、たまに勝つ方が人間の脳は喜びを感じ依存症になってしまうため(例:パチンコとか宝くじ)、そのランダムな報酬を求める心理状態は、規律により一貫性を生む精神構造の確立の障害となる
外部支配VS内部支配・・・社会で成功する人間は自分の欲求に適応させるために社会環境や他人を操作・支配する能力に長けているが、市場は支配や操作に応じたりしない。これが社会での成功者が市場で失敗する理由だ。市場を支配しようとするのではなく、マーケット情報の理解や解釈を支配し、自分の投資行動を規則と規律で支配しなければならない

第三章 責任を取る

責任を取る事が絶対に重要で、責任を取った人だけがマーケットで勝ち組になる事が出来る。

・心の環境を形成する
成功するトレーダーとして必要なのは自分の信念と姿勢しかない。
それらが最終的目標(=一貫性)をもたらす。
恐怖心の排除はミスをなくしトレードに一貫性をもたらすが、そのためのもう一つの方法は自制心を育む事(=正しい姿勢)である。

正しい姿勢(心構え)とは無意識に歪められたマーケット情報、躊躇、自己正当化、希望的観測、早とちりの影響を受けない心構えであり、それを体得しているトレーダーは、驚異的なマーケット分析を行い投資戦術を立てる研究熱心なトレーダーよりも、相対的に良い結果をもたらす。

最終的目標(=一貫性)はマーケットの中にはなく、研究すべきはマーケットではなく、我々の心理的側面なのである。

・損失への対応

損失はトレードに必然的な現実であり、優れたトレーダはそれを甘受する。
初心者はそれを拒絶するため、精神的苦痛を味わい、無心な精神状態(=ゾーン=恐怖のない状態)を失い、失敗の責任をマーケットにせいにするという、重大な過ちを犯す。

マーケットには自分の希望、夢、願望を満たす義務はなく、他の参加者と金を奪い合うだけのゼロサムゲームから成り立っている事を理解していない人が責任をマーケットのせいにする。
勝つための最初の一歩が、完全完璧な責任の取り方なのだ。

責任を取れない者は二つの大きな過ちを犯す。
・マーケットと敵対関係を築いてしまう
→マーケットは敵でも味方でもなく、自分に有利でも不利でもなく、中立である
・トレードの問題と失敗をマーケット分析で修正出来ると誤った確信を持つ
→失敗により投資の勉強をする動機は「復讐心」であり、自分の正当性を得るためであり、マーケットを支配するためである。

動機(復讐心)が誤りであり、誤った動機で価値ある事を学んでも、学んだ事を不適切な方法で用いる原因(買ってはいけないのに、買いサインが出ているテクニカルを探して買う等、自分に都合のいいテクニカルの使い方をしたり、都合の悪いテクニカルは目に入らなくなる)となり、支配出来ない物(マーケット)を支配しようとする・・・つまりこれらがさらなる失敗をもたらすのである。

上記の結果、無心(=ゾーン)を失い、損失を避けて苦痛を防ぐ事へとスタンスが変わり、姿勢が後ろ向きになり、ミスを避けようとしてさらにミスをするようになる。

マーケットを勉強すればするほど、マーケットに勉強した通りの値動きを期待し、そうならなかった時の精神的苦痛が増し、問題は大きくなり、この苦痛は市場から去るか、問題がマーケットの理解の欠如にあるのではなく、自分の内面にあると気づくまで続くのである。

・勝利、敗北、絶好調、そして破滅

勝利をする事により人は自信過剰や自己陶酔に陥る。
この状態ではリスクに鈍感になり規則や規律が無視される。
ポジションが大きくなるとまともな心理状態でなくなり、しかし自分は正しいという自信過剰により相場が不利に動いても金縛りとなり結局失敗をする。
そして呆然とし、幻滅し、裏切られた気持ちになって、責任をマーケットに押し付ける
自分を守るためにマーケットの勉強をさらにして自信をつける。
再び勝ち始め、再び自信過剰、自己陶酔に陥る。
結局また負けて、このサイクルを繰り返して最終的に退場する。

自信と自制に適度なバランスを確立する方法を習得していなければ、勝っていても、常に破滅する可能性があるのである。

マーケットへの責任転嫁は自分の失敗を認められない事による自己弁護であり、一時的に自分の精神的苦痛を和らげる代わりに、自己の成長を排除してしまう。
利食いに失敗すると、損切よりも苦痛に感じて不思議に思った事はないだろうか。
利食いの失敗ではマーケットを非難出来ない。マーケットは期待通りに動いたが、自分がそれを生かせなかっただけであり、失敗の責任転嫁が出来ないため精神的苦痛が大きいのである。

成功への鍵は「勝つ姿勢であり、責任を取る事がそれに不可欠なのである。


第4章 一貫性 -心理状態-
苦痛(トレードの失敗)は恐怖を生み情報を誤って使用(隠ぺい:見たくない情報を見なかった事にする、阻止:見たくない情報を取得しない、選択:自分に都合の良い情報だけを見る)してしまう。リスク(=苦痛)を受け入れる事で、恐怖を克服した心理状態にすることがトレードに一貫性をもたらす。
第5章 認識の力学
マーケットが出す情報は中立なのに、過去の失敗から恐怖を感じてトレンドに乗れない、逆に成功からリスクを感じずにポジションを取り過ぎてしまう。マーケットは中立なのに自分の過去の体験からマイナスやプラスの誤った認識をしてしまう事を避けなければ一貫性のあるトレードは出来ない。
第6章 マーケットの観点
最高のトレーダーは「何事も起こり得る」という不確定性に対する信念(=上がる下がる決めつけない、自分を過信しない)を持っているため、マーケット情報を中立で正しく処理でき、自分の思惑と反対に動いても苦痛や、それがもたらす恐怖を感じず、自分を妄信する事もなく、リスクの定義、機械的な利確と損切が出来る。
※今までゾーンは「恐怖心のない無我の境地」と言っていたのに、この章でいきなりゾーンとは「マーケットと完全に同調した状態の心の空間」とか言い出した・・・はぁ・・・

第7章 トレーダーの優位性 -確率で考える-
個々のトレードは「何事も起こり得る」=騰落予測不能のランダムであるが、数%でも優位性があるトレードを一貫性を以って多数繰り返せばトータルとして必ず勝てる。ただし、気を付けなければいけないのは、あらゆるテクニカル指標等を用いて過去のマーケット分析をし、確率論的に優位性の高いストラテジーを見つけたとしても、それは「過去」はそうなったという話であり、マーケット参加者が異なる以上、マーケットは「唯一性」を持っており、今現在、そして未来については、優位性は保証されおらず、「何事も起こり得る」状況は変わらないという事。
確率論で考えると言う事は「将来は分からない」という事・・・つまり必ず勝てるトレードなどなく、正しいトレードなどない(正誤の価値観自体をトレードに持ち込まない)と悟っており、従って全てのトレードでリスクを定義(=リスクを受け入れる)しなければならないという確信を持っている事である。
テクニカル分析による優位性の不確実性とマーケットの唯一性を認識した時、失敗・期待外れへの欲求不満は消え、一貫性を持ったトレードが可能となる。
「自分の規則に厳格(=一貫性のあるトレード)であり、自分の期待に柔軟(=固執せず損切・利確をちゃんとしろ)でなければならない」

第8章 信念の役割
「自分はマーケットがどうなるか知っている」と考える事は今まで説明してきた以下の理由により間違いである
・マーケットは唯一性を持っており確率論で可能性が高くとも、そうならないかもしれない
・満たされない期待ほど精神的苦痛はない。その苦痛は負ける心理状態を作り出す。であれば「知っている」等と傲慢な考えはせずリスク(市場が思い通りにならない事)を受け入れる事でそれは回避される。
↓従って以下のようにすべきである
①勝算のあるトレード(テクニカル分析により確率論的に勝つ可能性が高いトレードをしている)をする
②資金管理(勝算が機能するまでに費やせる資金を把握している)をする
③一つ一つのトレードで勝つか負けるか知る必要も予想する必要もないと知る
④何事も起こり得ると知る
→結果、予想(予断)も苦痛も恐怖もなく、マーケット情報を平静の状態で客観的に受け入れる状態に至り、マーケットが提供してくれる次の収益機会を阻害する要因なく受け取る事が出来る最高の心理状態【ゾーン=今この瞬間の機会の流れ】の中にいる事となる。
第9章 信念の性質
記憶や経験にプラスやマイナスの概念を加えられ信念となる。信念は後天的に他人(文化・宗教・政治制度等)によって教え込まれた物であり、正しいとは限らず、また正誤に関係なくどのようにでも働く。
【例:お金をあげるという看板を掲げている人がいた場合】
①ただでお金が貰えるはずはないという信念を持っている人は、この人を無視し、利益を得ていないのに怪しい事を避けれた事に満足感を得る
②ただでお金が貰える事もあるという信念を持っている人は、この人からお金を貰い、利益を得た事に満足感を得る
③上記①で本当にお金が貰えると気づいた人は、利益を得られたなかった事に不満を得る
④上記②でお金を得た人で、頼めばもっとお金を沢山貰えたと気づいた人は、利益を得たにも拘わらず不満を得る
信念が好悪どのような影響も与えるのであれば、その利用価値があるのは、信念により取った行動によりプラス(満足・幸福・至福)の状態となっている時である。

第10章 信念がトレードに及ぼす影響
トレードで勝つためにマイナスとなる信念を克服するのは容易ではない。信念を変えようとするフォースに対して激しい抵抗が起こるのが普通だからだ。
この対応は信念からエネルギーを抜く(非活性化する)事で対応出来る。
サンタクロースがいるという信念を持っていた子供が、サンタクロースはいないかもしれないという風に信念を非活性化していくように。
また今までの誤った信念を転換しうる、より有益な概念を見つけ出し理解する事でも非活性化可能である。
他には、未知の創造的経験は新たな信念を生み、間違った信念の非活性化を助けるであろう。
注意しなければいけないのは、例え非活性化された信念であっても、完全になくなる事はなく、潜在的意識として確かに存在し、トレードに影響を与えているという事である。
負けているトレーダーは勿論、勝っているトレーダーも壁にぶち当たり大きく収益がドローダウンする状況に陥る時、マイナスの信念を上記で説明した方法により修正する方法を知っている事が大事である。

第11章 トレーダー的思考法

第一の機械的段階(機械的なトレード)は己を律する能力、優位性のあるトレードの完璧な執行、確率で考える、一貫性をもたらす信念の確立(トレードに悪影響を及ぼす信念は非活性化させる)によって達成される。
第二の主観的段階(主観的なトレード)はこの本で述べて来たマーケットの本質を理解しており、自由にトレード出来る。そのためにはミスを犯す可能性を監視する方法を習得しておかないといけない。
優れたトレーダーにとってミスとは成功と向上のための糧としてプラスの信念を持つが、そうでないトレーダーに取っては後悔、自己批判等のマイナスの信念を持ってしまう。
これを防ぐためにはミスの意味をプラスの信念に変えるか、ミスによる自責の念や自己卑下となったマイナスの信念を非活性化させればよい。
それが無理な人は、売買ルールを設定して機械的なトレードをするしかない。
第三の直感的段階(直感的なトレード)に至ればトレードを極めたと言える。
「私は一貫した勝者である」という信念を、本著で書かれていた事から習得する事が必要である。


この本とか、マーケットの魔術師でオニールの投資法とか読んで、潜在的に感じるのは「胡散臭さ」です。
この本の著者マーク・ダグラスもオニールも、本とか商材っぽいの結構出してるんですよ。
「いや、内容が正しければ、インチキじゃないし有益だから金儲けしても問題ない」と思う人もいると思います。
実際、『ゾーン 「勝つ」相場心理学入門』はためになる事も書いてあるし、心理的な問題で勝てない人(多分大多数)は生まれてから今までの経験で身についた性格(本著的には信念)は治せないので、負け続けるのですが、それを治す(本著的には信念の非活性化、新しい信念の理解で治す)ための一助にはなるかもしれません。
気になる人は読んでみてはいかがでしょうか。
塩漬けマンも、読むのが凄く苦痛でしたが、「読んで良かったな、損はなかったな」とは思いました。
何より、スキャルパーになるためには非常にためになる本と思います。



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