2017-01-01 16:40 | カテゴリ:勉強や投資情報
新年明けましておめでとうございますm(*_ _)m
今年も宜しく致します。

さて、元旦なので塩漬けマンからのお年玉です。
市場参加者が気になっている事をデータを取って検証してみたので公開しようと思います。

みなさん以下のような事気になっていますよね。
・寄付前外資系注文動向ってあてになるの?
・寄付前外資系注文動向と毎週木曜日に発表される投資主体別売買動向の海外投資家は相関関係ある?
・海外投資家が買い越した週って日経上がるの?
・日銀がETF買いを行った日の後場は本当に日経が上がるの?


これをデータを取って検証してみました。

~用語説明と塩漬けマンの調査前の見解~
●寄付前外資系注文動向●
内容:国内機関投資家への情報サービスの一環として、外資系証券会社が朝の寄り前に、注文を集計して発表しているデータ
見解:以下の理由で全くあてにならないデータ
・公式でなくあくまで善意によるサービス
・それだけに適当なデータを提出してもよい
・かつて10社の外資系証券会社が協力していたが今は5社
・今はアルゴやシステムトレードが隆盛しており現地時間で深夜でも、寄付き以外の場中注文が多い
・国内証券会社経由の外国人の注文が集計されていない
・外資系証券会社経由の日本人の注文も集計されている
・価格が離れた指値注文は注文が入っていても執行されない

●投資主体別売買動向●
内容:東証が発表している投資主体別の正式なデータで、その中に海外投資家の項目がある
見解:あてになるデータ
●日銀ETF買い●
内容:日銀が金融緩和政策の一環として、ある一定の条件(公開されていないがTOPIXが前引で-0.2%以下説が有力)の日に後場から(後場と決まっている訳ではないが後場の模様)ETFを購入する
見解:日銀がETFを購入する日の後場は日経平均が上がると多くの投資家(専門家や有名投資家含む)が言っているが、以下の理由によりそんな事はない
・日銀(から委託された信託銀行)は証券会社が前もって組成しているETFを買うだけなので、日銀ETF買いのあった日の後場に日経平均が上がる要素なし
・ただし、証券会社がETF組成時に先物をヘッジ売りしていた場合はその買い戻し分だけ先物に上昇圧力がかかる
・証券会社がいつ、どのようにETFを組成しているかは不明。市場からETF組成のための現物株を調達しているとは限らない
・勿論ETFを通じて現物株が大量に日銀に保有されるので中長期的に日経平均を押し上げる効果(というか下げない効果)は大きい

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↓こんな感じでエクセルで2016年の1年分のデータをネットで拾い集めてちょちょいと集計
※大納会と最終週のデータまだ入れてないバージョンですが、誤差でしょう
日経平均外部環境調査
↓調査結果
・寄付前外資系注文動向で外人が買い越してたら日経上がって、売り越してたら日経下がる?
前場そうなった日    :143日(58%)
前場そうならなかった日:101日(42%)
【見解】
なんと・・・意味がないデータだと侮っていたのに、58%そうなっていたとは・・・8%のエッジ(優位性)は結構凄い・・・
そう思って、以下のように日経を売買したら、1年間でどのぐらい抜けるか計算しました。
外資系が買い越した日の寄りで日経を買って、前引で売った場合 日経平均で4930.5円分
外資系が売り越した日の寄りで日経を売って、前引で買い戻した場合 日経平均で6421.97円分

すげ~~~!!!!1年で約11351円分も日経平均の利幅ゲットって・・・まじすげぇえええええええ

↓※1/3訂正※
外資系が買い越した日の寄りで日経を買って、前引で売った場合 日経平均で1691円分
外資系が売り越した日の寄りで日経を売って、前引で買い戻した場合 日経平均で2389円分

1年で約4080円分の日経平均の利幅ゲットって・・・少し使えるか?!
↑※※※※※※

尚、2016年は日経平均19000円ぐらいで始まって19000円ぐらいで終っているので、日経買っても売ってもガチホしてたら損益ほぼ0です。
高低差も4500円ぐらいなので、頑張って天井で売って、大底で買い戻し&ドテン買いして、天井で売るという絶対不可能な奇跡のナイトレをした場合9000円抜けている事になります。

後場(1日)そうなった日    :132日(54%)
後場(1日)そうならなかった日:112日(46%)
【見解】
ん~54%か~・・・微妙。ほぼ相関性はないという事でいいのではないでしょうか。やはり1日通すと影響は薄れますよね。

・寄付前外資系注文動向で外人が買い越してたら投資主体別売買動向の海外投資家も買い越しで、売り越してたら投資主体別売買動向の海外投資家も売り越してるという結果になる?
そうなった週    :30週(58%)
そうならなかった週:21週(42%)
【見解】
これを調べたのは、正式なデータであてになる、投資主体別売買動向が木曜日に前週の情報が発表されるため、4日間のタイムラグは致命的なので、毎朝その日の情況が報告される寄付前外資系注文動向からより早く海外投資家の動向を掴めるか確かめたかったからです。
しかし、分母が少なすぎるので当てになるデータにはならなかったような気がしますが、まぁ気持ち程度は相関関係があるのかなって感じでした。

・投資主体別売買動向の海外投資家が買い越していたら日経平均が上がって、売り越していたら日経平均が下がるか?
そうなった週    :38週(74%)
そうならなかった週:13週(26%)
【見解】
要は、「日本市場は海外投資家の影響を受けやすい」「日本市場は外資次第」と言われているのが本当か確かめたかったのですが、これは見事にそういう結果になりました。
外資の動向把握が日本市場で勝つためには大事な事です。

・日銀がETFを購入した日の後場は日経平均が上がるか?
そうなった日    :47日(52%)
そうならなかった日:42日(48%)
【見解】
やっぱりな~。なんかツイッターとか見てても、前場下がってる日で、後場日経上がり始めたら「日銀きたぁー!!!」とか言ってるの聞きますが、日銀がいくらETFを買っても、その日の日経平均に与える影響ないですから!データで証明されました。
どうして専門家含めてほとんどの投資家が【日銀がETFを買う=その日の後場日経に上昇圧力がかかる】と勘違いしているのでしょう。
前述のように、ETFを組成した証券会社が先物をヘッジ売りしてたらその返済買いの時に先物に上昇圧力は掛かりますが、その程度の話です。
尚、一応日銀ETF買いの日の後場に日経を買って、大引けで売った場合にどのぐらい抜けるか計算したら、1年でたったの日経平均で473円分でした。

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という事でデータを集計して検証するって大事ですね。
テクニカルの人は個別銘柄でもあらゆるデータを収集・検証してエッジ(優位性)を見つけているのでしょうね。
分母が十分大きくて60%とかのエッジを見出せたなら、それは大きいと思います。
普通の人が一般的に使っているようなテクニカル(チャートとか)はオカルト(当たった時と外れた時の統計をちゃんと取ったら50%にしかならない)だと思いますが、それを超えて独自の考えでエッジを見つける研究をしているテクニカルは素晴らしいと思います。

尚、今回のデータを収集・集計するのに要した時間は1時間ぐらいでした。
ネットでデータ探してコピペして、関数で抽出して、関数でちょちょいと集計しました。
※投資主体別売買動向は一週間毎なので手動で入力したので別途30分ぐらい掛かりました
インターネットエクセルって凄いですね。
情報化社会万歳です。

※三日にも追加修正記事書いてるのでコチラもどうぞ

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