2017-04-23 11:20 | カテゴリ:所見日記
昨日、勝ち方は変わり続けると書いた補足ですが、それは我々だけではありません。

機関も同じです。
少し前、99.99%勝てると話題になった、日本でも市場を席巻しているアルゴ取引をするHFT業者ですが、既にアメリカでは勝てなくなっているそうです。

高速取引に陰り フラッシュ・ボーイズに苦難の時代
ここで上げられている理由は主に以下の三つです。
・市場環境の悪化(ボラの低下)
・コスト増大(過当競争)
・スピード差があるという市場の抜け穴の改善


そりゃそうですよね・・・たったミリ秒速くするために何億円も払うのは異常です。
3ミリ秒通信を速くするためにシカゴ(先物取引所)とカータレッド(ナスダック)の間に直線的な光ケーブルを敷設した通信会社は、通信を速くするという目的のために、最短コース(=直線)で敷設するために、川があっても橋まで迂回しない、山があっても平地を迂回しない、スーパーマーケットがあっても地下利用権を買って迂回しないと、異常とも言える執念で直線光ケーブルを敷設しました。

その回線使用権の営業で証券会社等を回っていた時、
「なんでたった3ミリ秒速い回線を使うのに大金を払わないといけないんだ?」
と愚か者を見るような目できょとんとしている会社もあれば、
「素晴らしい!!是非我が社で使わせてくれ!今すぐ使わせてくれ!どれだけお金を払ってもいい、他社に使わせないでくれ!」
と感動した会社もあったそうです。
勿論後者がHFT業者です。

しかしそんなに苦労と莫大な資金を投入して敷設した光ケーブルですが、今ではそれよりも数ミリ秒速いマイクロ波を使った通信に変わっています。
そして速さを求める戦いは通信のみならず、CPU処理等にも及び、ピコ秒の戦いに突入しており、もはや投資金額が莫大になっており、上記で挙げた記事のように過当競争に耐えれなくなった業者が手を引いていっています。

ただ、歴史を振り返れば常にこの繰り返しです。
テクニカルによるシステムトレード→みんなやり出したので勝てなくなる
クオンツ→みんなやり出したので勝てなくなる
HFT→みんなやり出したので勝てなくなる
←今ココ!

結局昔から今まで長期間廃れる事なく勝ち続けれるのはファンダという落ちになります。
邪道は一時期流行っても、結局王道には勝てないということでしょうか。
※ただし、ファンダで長期投資という話になると、前書きましたが(投資・投機における三つのリスク)、時間的リスクを考慮すると真の意味で儲けているとは言えません

これからは「絶対勝てる聖杯」と流行るのはAIでしょうが、どうせAIもみんながやり出したら勝てなくなるのは目に見えています。
クオンツだって極秘で証券会社の社員ですら自社のクオンツチームが何をしているのか一切知らない状況でやっても廃れましたから、AIも極秘でやっても結局は廃れると思います。
ただAIは、テクニカルをするAI、ファンダ(ネットを利用した市場分析)をするAI、HFTをするAI、アノマリーを見つけるAI等、手法が豊富で、次々新しいAIを活用した投資法が開発されるでしょうから廃れるのは遅いかもしれませんが。。。
つまりAIって手法でなくインフラなんですよね。
まぁそれを言い出したら、テクニカルも今でも使えるし、クオンツも適正価格を見抜いたり金融商品を開発するのに使ってるし、HFTの技術も、速く注文した方が有利という事で普遍的に使える技術です。

そしてこれって「機関ざま~~~」っていう人事ではないです。
前塩漬けマンは、時間の大部分をオンラインゲームに費やしていた頃でも、兼業で農業をやっていた頃でも、頻繁に材料株マネゲでストップ高を取っていました。
多い時で、月の半分ぐらいストップ高を取った日がある頃もありました。
※上で買っているので利益は出ていなかったり、外れを引いて行って来いで大損したりもあるので、利益自体はそこまで出てなかった記憶ですが
今専業なのにあまり材料株マネゲでストップ高を取れません。
みんなやり出したからかもしれません。

ツイッターにより、
・努力をしなくても誰でも最新材料情報が取得できるようになった
・その情報の拡散スピードが上がり気が付いたら既に高値で買えない

等がそれに拍車を掛けています。

既存手法の精度の向上と同時に新たに日々進化していかなければいけないと痛感している今日この頃です(´・ω・`)ショボーン

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